2017/4/23 20:00 竹田聡一郎 男女ともに強豪国の仲間入りを果たした今、国内でのカーリングの認知度は飛躍的に高まっている。しかし人気の面では、まだマイナースポーツの域を出ていないのが現実だ。さらなる人気向上と競技環境の整備のためにも、世界選手権の開催は有効な手段だが、そのための課題は小さくない。 文=竹田聡一郎 最高峰の技術とオーディエンスが共演した“王国”での世界戦 先日、カナダのアルバータ州エドモントンで行われたカーリングの男子世界選手権「Ford World Men's Curling Championship 2017」で、日本代表のSC軽井沢クラブは5勝6敗の7位という結果でラウンドロビン(予選リーグ)敗退となってしまったが、平昌五輪の出場権を獲得。20年ぶりの五輪ということで、そのニュースは日本でもかなり報じられた。 優勝はトリノ五輪の金メダルチームでもあるカナダ