山本太郎氏が率いる政治団体「れいわ新選組」は、2019年7月21日に投開票された参院選で、比例区での議席獲得が確実になった。「れいわ」は、比例区で優先的に当選できる「特定枠」を活用し、1位に筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者の舩後靖彦(ふなご・やすひこ)氏(61)、2位に重度障害のある木村英子氏(54)を指定。まずは舩後氏の当選が確定したことになる。 現在の参院本会議の採決の大半は「押しボタン式」だが、舩後氏が押しボタンを押すのは困難だとみられ、今後、対応を検討することになりそうだ。 国会が「合理的配慮」を知るきっかけに? 舩後氏は人工呼吸器と胃ろうを装着。歯で噛むセンサーを使ってPCを操作し、介助者を通じてコミュニケーションする。7月3日の出馬会見では、安倍晋三首相がG20大阪サミット(20か国・地域首脳会議)夕食会のあいさつで、大阪城の復元時に「エレベーター」を設置したことは「大きなミス