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ブックマーク / science.srad.jp (177)

  • 高知県、シラスウナギの不漁を受けて採捕期間を延長へ | スラド サイエンス

    高知県がシラスウナギの不漁を受けて、当初3月5日までを予定していたシラスウナギの採捕期間を3月20日にまで延長することを発表した(日経新聞)。「今シーズンは非常事態で、県内のウナギ養殖業者の経営なども考慮して延長を決めた」という。 あるAnonymous Coward曰く、 オリンピックに合わせた2020年までの根絶に向け、ニホンウナギの根こそぎ稚魚漁が各所で進められているが、高知県はその一環として漁業者に認められる採捕許可の延長申請を特別に受け付けると発表した。同県内のシラスウナギ(ウナギ稚魚)の漁獲量は昨年の260kgに対し今年は現在まで9.5kgといよいよ悲願達成が目前に迫っており、それを記念した特別の措置として実施するようだ。 ニホンウナギはうろこのない細長い魚の一種で、日では蒲焼きなどで親しまれ、落語などでもしばしば描かれる。夏場には身が痩せ味が落ちるとされるが、江戸時代に平賀

  • 木星の大赤斑が縮小中、今後20年以内に消える可能性も | スラド サイエンス

    木星の「大赤斑」が近年急激に縮小しており、20~30年以内に消滅する可能性があるという(Business Insider、sorae.jp)。 大赤斑の実態は、木星の大気表面に吹き荒れる嵐だ。しかし、ハッブル宇宙望遠鏡や探査機が観測した画像では、年々そのサイズが小さくなっていることが確認されていた(AstroArts、NASA)。 また、海王星でもこのような渦が確認されているが、こちらも消えつつあるという。

    ume-y
    ume-y 2018/02/27
    ドロテアの充電が終わったか。
  • 最初期の宇宙ではすべての粒子がループ状になっていた、という理論 | スラド サイエンス

    粒子からループができる機構は専門外なので、そういうもんなの?程度しか分からなかったが、ループができた後の話は理解できた。 このループはすぐ潰れて不安定だが、複数のループで結び目ができる(輪っかの中に別な輪っかが通って編み目になる)とすぐ潰れられずに長持ちする。無数の結び目ができて、初期宇宙はループで満たされた。 ループは宇宙をインフレーション膨張させるエネルギーを供給した。 インフレーションが進むとループは崩壊して、インフレーションは終わった。 ループ(輪っか)による結び目が作られるのは3次元に限られる。(幾何学的な理由。2次元では輪は交差できないし、4次元以上では絡まない) 宇宙はもともと高次元だが、このループによる結び目のできた3次元方向のみインフレーションが進み、残りの次元は小さいまま残された。 その結果、我々は3次元空間に住んでいる。

  • 「羽衣チョーク」を探す数学者たち | スラド サイエンス

    チョークのトップメーカーである羽衣文具が今年3月をもって廃業したが、日だけでなく海外でもこのメーカーの製造する「羽衣チョーク」の在庫を探す人々が絶えないそうだ。 羽衣文具が製造する羽衣チョークは「チョーク界のロールスロイス」とも呼ばれる品質だそうで、その繊細な書き味や折れにくさ、手に粉がつかないことなど黒板使用者たちに愛用者が多かったという。Gizmodoでは羽衣チョークの在庫を血眼になって探す数学者たちの話が取り上げられている。 とある数学掲示板では羽衣チョークの入手方法についてのスレッドが立ち上がっていたり、「夢のチョーク」と題しブログエントリを投稿する数学者がいる程このチョークは数学界では有名かつ重要な逸品らしい。 数学者がなぜ黒板とチョークにこだわるかと言えば「偏屈で古い人々」だからと自虐的に言う者もいるらしいが、パワーポイントといったスライドなどは解答をステップ毎に書き出すのに

  • 地球上の重力の違いを地図で表した「GGMplus」 | スラド サイエンス

    地球上の重力はすべて一定というわけではなく、地域によってわずかに異なっている。こうした重力の違いが発生するのは、地球が完全な球体ではないからだ。オーストラリアとドイツの調査チームは、こうした重力の違いを分かりやすくするため、衛星データと小規模地形モデルに重力測定値を結合して重力場の地図となる「GGMplus」を作成した(Business Insider、GGMplus、家/.)。 その結果、地域によって約0.7%の重力の差があることが判明した。たとえば北極では重力加速度9.83msであるが、赤道に近いペルーのワスカランでは重力加速度は9.76msとなった。北極では体重100kgの人がワスカランでは700g体重が軽くなる計算だ。地球の引力は極地がもっとも強く赤道近辺が弱くなる。しかし地球は平らではないため、山や谷、含まれている鉱物の種類などによって重力は変わってくるという。研究者はこの地図

  • 南極の氷が増え続けているのは、年々強まっている西風が原因 | スラド サイエンス

    南極の海氷の総量は、人工衛星による観測が始まった1970年代より徐々に増え続けており、今年また新たな記録に達することになるようだ。Journal of Climateに掲載されたワシントン大学の調査報告書によると、気候の温暖化に反して南極の海氷が増加している最大の理由は、南極の西風が強まっていることなのだそうだ(家/.、ワシントン大学)。 南極の氷が増加し続けている原因の8割は、南極で渦を巻くように吹く西風が年々強まっていることで説明がつくとしている。この強い西風は海氷同士を寄せるように押しあげて氷脈を築く。また強い風は氷の生成を速めるため更に氷脈化が進む。こうして分厚く溶けづらい氷床が作られ、そして、これを囲む海水と薄い氷は冷たい風に吹かれるため更に氷が増加することになるのだという。 風と海水の関係を含む条件のもとでシミュレーションを行った結果、1979年から2010年までの間、深さ1

    ume-y
    ume-y 2013/09/19
    増えてんのか。
  • 腸内細菌によって肥満度は変わる? | スラド サイエンス

    9月6日付のサイエンス誌に掲載された論文によると肥満と腸内細菌の関係が今までにないくらい直接的に示されたらしい(日経新聞、最新健康ニュース)。 面白いのはその実験方法で、まず、一方が太っていて他方が痩せている人間の双子を見つけてくる。そして、大便を採集して腸内細菌をGET。その後、無菌状態で育てたマウスにそれを移植して体重増加量を肥満のヒト由来とヤセ由来の菌で比べる、というもの。結果も振るっていて、肥満のヒトからきた菌は、マウスを太りやすくして、ヤセ由来は太りにくくしたという。腸内細菌、超大事じゃん。 さらに、痩せた人の腸内細菌を移植されたマウスと肥満者の腸内細菌を移植されたマウスを一緒に飼うと、糞をべあうことで腸内細菌の交換が行われるらしい。そうすると肥満者由来のマウスが、だんだん痩せた人由来のマウスの代謝に近づいてきたという。また、不健全な事を与えると、痩せた人由来の菌が定着しにく

    ume-y
    ume-y 2013/09/11
    どの腸内細菌がいいかは、まだよくわからないのかな。
  • NASA ロケットの衝撃波が空一面に広がる映像 | スラド サイエンス

    2 月 11 日に米フロリダ州のケネディ宇宙センターから発射された Atlas V の衝撃波が空一面に広がる様子が撮影された (家 /. 記事、YouTube の映像より) 。 動画の説明によると、「幻日」 (衝撃波の少し前に見える虹のような光) を引き起こしていた空中の氷の結晶の層をロケットが通過したことでこのような現象が現れたとのことだ。

  • 「2020年までに月に無人基地を建設」、政府懇談会で提案 | スラド サイエンス

    9日に行われた政府の「月探査に関する懇談会」で、「2020年ごろまでに月の南極にロボット用無人基地を建設し、25年をめどに月の裏側の石を地球へ持ち帰る」という目標が提案されたそうだ(読売新聞の記事)。この案を実施するには総額約4000億円かかるという試算も公表されたとのこと。 座長案では、まず15年ごろに日独自の探査機を月の表側に着陸させる。20年ごろまでに造る南極の無人基地は、ロボットに電力を補給する。さらに25年ごろ、ロボットが月の裏側で収集した石を地球に持ち帰る。科学研究や資源利用を目指す。 実現の可能性は置いておいても、「ロボットを月で運用する意味があるのか」や「4000億円というコストは費用対効果として妥当なのか」など、議論を呼びそうな内容ではある。さくっと2025年よりも前にインドや中国あたりが成功させてしまうような気もするが……。

  • 大型ハドロン衝突型加速器(LHC)に発生するトラブル、「宇宙の力」が原因? | スラド サイエンス

    ストーリー by hylom 2009年10月16日 11時27分 高度な科学は迷信と区別がつかない……のか? 部門より CERNの大型ハドロン衝突型加速器(LHC)の稼働を妨げている故障や様々な問題は、ヒッグス粒子の発生に対して宇宙の力が働いていることが原因ではないかという説が提唱されているそうだ(NY Timesの記事、家/.記事)。 この説はコペンハーゲンのニールス・ボーア研究所のHolger Bech Nielsen博士と、京都大学基礎物理研究所の二宮正夫博士が唱えているとのこと(arXiv.orgに掲載されている論文要旨)。 この研究によると、LHCで発生させようとしているヒッグス粒子は、その発生が時間を遡って阻止される程に自然界にとって受け入れ難いものであり、LHCでのヒッグス粒子発生は逆向きの因果関係によって未来から阻止されているという仮説を立てているそうだ。 両博士はこの

  • 光を打ち消すことは出来るのか? | スラド サイエンス

    周囲の雑音を逆相でミックスして打ち消す「ノイズキャンセリングヘッドフォン」なるものがありますが,同じような考え方で,光を打ち消す,なんてことは出来るのでしょうか? もし出来るとしたら,明るければ明るいほど視認性が高い「逆相光プロジェクタ」とか作れそうな気がします. 「理屈の上では出来るが現実的には無理」とか「作れば出来るかも?」とか,あるいは「そんなの出来るわけないじゃん! 物理の勉強やり直せ!」など,識者の方々のご意見を頂きたいです.また「仮に出来るとしたら,こんな製品に応用できるんじゃ?」などのご意見も聞いてみたいです.

  • 木星が通りすがりの彗星を捕獲して衛星にしていた | スラド サイエンス

    1993年に発見された串田・村松彗星の過去の軌道を解析したところ、1949年に木星に捕獲され、1961年までその周囲を公転していたことが分かった。その後、木星の引力から離脱し、現在は、火星と木星の間にある小惑星帯で太陽の周りを公転しているという(ナショナルジオグラフィック 公式日語サイト)。 今年7月、木星の表面に謎の衝突跡が発見されたが(/.Jの記事)、それも同様の臨時衛星が大規模な衝突を起こした結果なのではないかと考えられている。 このように地球に衝突して深刻な被害が出すような大型の天体は、木星に捕獲される可能性が高。その意味では、地球は木星に守られているといえそうだ。

  • バクテリアで放射性金属を不活性化 | スラド サイエンス

    米ミズーリ大学の農業、品および天然資源学部の Judy Wall 教授が研究している生物学的腐性のバクテリアは、ウランを溶解性の非常に低い閃ウラン鉱 (二酸化ウラン) に変えるなど、重金属の溶解性を変えることができるとのこと (Science Daily の記事、家 /. 記事より) 。 このバクテリアは重金属で汚染された環境で既に確認されているが、生存できる酸素レベルや温度が限られているため制御するのは難しいとのこと。また、有酸素状態で生存できる種類を作りだすことができたとしても、バクテリアによる鉄の腐への対処など、乗り越えるべき問題は多いという。しかし将来的には汚染されたエリアや工業廃棄物などの浄化が期待されているとのことで、研究者らはこのバクテリアの水質浄化能力や、不活性化された金属の安定度なども研究しているとのこと、また、遺伝情報の解析や自然環境での活動限界などの解明に務め

  • これまでの「限界」を超えた超新星の発見 | スラド サイエンス

    山陽新聞の記事によると、地球から約3億光年離れた場所で発見された超新星SN 2009dcが、これまで限界と考えられてきた明るさの約2.7倍であることを、広島大や東大などの研究チームが突き止め、13日発表した。(広島大のプレスリリース、東大のプレスリリース、ApJ掲載予定論文、ApJ Letters掲載予定論文) Ia型超新星とは、超新星のうちHのスペクトルが見られず、Siのスペクトルが見られるもののことである。連星系を構成している白色矮星に対して相手の恒星からの恒星風が降着して質量が増大すると、白色矮星内部の電子の縮退圧では重力に抗しきれなくなりさらに圧縮され中心の炭素の核融合が起きることによって、Ia型超新星になるとされている。電子の縮退圧によって支えられる質量には理論的な上限があり、チャンドラセカール限界質量(=太陽質量の約1.4倍)と呼ばれている。このようなメカニズムにより、Ia型超

  • 韓国の人工衛星打ち上げロケット「羅老」、ロケットの打ち上げには成功するも衛星の軌道投入は失敗 | スラド サイエンス

    朝鮮日報の記事より、韓国初の人工衛星搭載ロケットKSLV-1「羅老(ナロ)」が現地時刻5時ちょうどに羅老宇宙センターより打ち上げられました。当初韓国航空宇宙研究所は科学技術衛星「STSAT-2」を高度300kmの低軌道に投入し、打ち上げに成功したと発表していましたが、その後人工衛星を軌道に乗せるのに失敗していたたことが明らかになりました(MSN産経ニュースの記事)。もし成功していれば、韓国は今年2月に衛星を打ち上げたイランに続き、10番目の人工衛星打ち上げ国となるはずでした。 KSLV-1は、ロシアのクルニチェフ国立研究生産宇宙センターが開発しているAngaraロケットの第一段をベースに使い、第二段に韓国国産の固体ロケットを使用していますが、写真を見てもわかるように第二段が非常に小さく、事実上第一段+キックモータの構成となっているため打ち上げ能力は極めて限られ、低軌道に100kg程度とされ

    ume-y
    ume-y 2009/08/28
    失敗はしょうがないけど、事後処理がまずすぎる。
  • 米国とロシア、火星への有人宇宙飛行で協力か | スラド サイエンス

    NASAモスクワ・オフィスの代表を務めるMarc Bowman氏は、将来的に火星への有人宇宙飛行でロシアと協力していくことを提案したそうだ。(Space Fellowship、家/.より。)。 Bowman氏曰く、火星への有人宇宙飛行計画はNASAとロシアの宇宙機関の元、国際的な宇宙機関も参加したものになるとのこと。計画には国際宇宙ステーション(ISS)での成果を活用し、クルーも国際的なものになるとのこと。また、火星への有人宇宙飛行が実現するにはまずISSミッションを完了させることが必要であり、月面探査を通じた科学的及び技術的情報収集も不可欠だとも述べた。 なお、ロシアは現在火星探査機の開発を進めており、年内にも打ち上げを予定しているとのことだ。

  • アポロ11号で利用されたプログラムのソースコード、公開中 | スラド サイエンス

    Radium Softwareで知ったのだが、Google Code上でNASAのアポロ11号で使われた、AGC(アポロ誘導コンピュータ)のソフトウェアが公開されているそうだ(これを紹介するGoogle Code blog。ソースコードへのリンクもあり)。 ソースコードはアセンブリ言語で記述されており、コード中のコメントなどもそのまま残されているそうだ。数少ない「月に行ったプログラム」の中身を見られるというのは興味深い。

  • 超光速通信の話題の顛末 | スラド サイエンス

    technobahn japan の記事によると、ロスアラモス国立研究所が光の速さを超えて電波を送信する装置の開発に成功したそうです。 この装置はパルサーで生じているシンクロトロン偏光 (Polarization Synchrotron) の原理を応用したものとの事で、装置の全長は 2 メートル程。安定して光速の壁を超えて電波の送受信を行うことは困難なものの、装置間の同期を調節することによって光速の壁を超えて電波を送ることが可能だとしている。これを応用する事で衛星経由でも遅延が生じなくなる事から、次世代型携帯電話等に応用することを考慮しているそうだ。 この話題の元ネタは恐らく Current の記事か、Universe Today の記事である (日付からすると Universe Today の記事は Cureent の記事を元に加筆したものだろう) 。記事の題名も ``Scientist

    ume-y
    ume-y 2009/07/13
    相対論のお話が興味深い。
  • まいど1号、契約終了で資金難に。 | スラド サイエンス

    東大阪宇宙開発協同組合の雷観測衛星 「まいど1号」が、危機に直面している(読売新聞)。 原因は、管制業務を担ってきた宇宙航空研究開発機構との契約が5月末に切れたため。通常このような小型衛星は開発元が管制室を設けて管制を行うのが原則だが、東大阪宇宙開発協同組合は管制のための態勢を整えられず、また予算不足のため外部への委託のめども立っていないという。 現在は衛星を維持するための最低限の業務を宇宙機構が無償で続け、写真撮影などの活動はすでに中断している。しかしそれも3か月が限界で、新たな資金源が確保できないと、まいど1号は今秋にも、活用されないまま地球を回るだけになる恐れがあるという。

  • 「謎の食中毒」が増加中 | スラド サイエンス

    後短時間で一過性の下痢や嘔吐、という中毒らしい症状を示すものの、原因物質が特定できない中毒がここ数年、首都圏や瀬戸内海沿岸、北陸地方などで相次いでいるそうだ (YOMIURI ONLINE の記事 より) 。 厚生労働省によると、原因物質が特定できない中毒には 主症状が下痢や嘔吐。後、発症まで平均 4 ~ 5 時間程度と短い。軽症で回復も早い。という共通点がある。保健所などが残飯や吐しゃ物を検査しても原因となる細菌や毒素などが検出されず、原因が特定されていない。中毒と断定されるには至らなかった有症苦情事案にも同様ケースがあるといい、保健所は「再発防止策の取りようがない」と対応に苦慮している。 一方、山陽新聞の紙面によると「アンケートより特定の材が浮かび上がっているが因果関係が不明なため風評被害を防ぐため公表を控えている」とのこと。

    ume-y
    ume-y 2009/07/02
    「厚生労働省によると、原因物質が特定できない食中毒には 主症状が下痢や嘔吐。 食後、発症まで平均 4 ~ 5 時間程度と短い。 軽症で回復も早い。 という共通点がある」