NPO法人・日本禁煙学会が、スタジオジブリ制作・宮崎駿監督作品のアニメ映画「風立ちぬ」に対し、喫煙シーンが多いとして「タバコ規制枠組み条約」に違反していると主張している(同学会の映画「風立ちぬ」でのタバコの扱いについて(要望))。 「風立ちぬ」の舞台は第二次世界大戦前の1900年代前半。まだ喫煙があまり問題になっていない時代であり、当時男性が煙草を吸うことは一般的だったはずだ(JTの調査結果によると、昭和40年(1965年)でも成人男性の喫煙率は8割近く)。そのため、登場人物が煙草を吸うのはむしろ正しい描写なのだが、日本禁煙学会側はあらゆるメディアによるタバコ広告・宣伝を禁止する「タバコ規制枠組み条約」の13条に違反していると主張している。 ちなみに、同学会は煙草が登場しない映画やテレビを選考する「無煙映画大賞」や「無煙テレビ大賞なる賞も作っており、逆に喫煙シーンが多い映画やテレビ番組に対