サントリーホールディングスの佐治信忠社長は8日、キリンホールディングス(HD)との統合交渉の打ち切りを受けて」会見し、破談の理由は「統合比率」と断言した。また、「残念だ」と話し上で、「オーナー会社とパブリックカンパニー(公開会社)との違いがあった」とし、企業風土の違いにも言及した。会見での発言と一問一答は以下の通り。 ◇ 《東京・お台場のサントリーの世界本部。会見場に座席はなく、記者らが立って、佐治社長を囲むかたちで午後5時15分から始まった。佐治社長はさばさばとした表情で現れ、時折笑顔を浮かべながら報道陣の質問に答えた》 佐治社長「加藤さん(キリンHD社長)が会見しているように、統合の交渉を断念しました。守秘義務というのがあるので、皆様の納得のいくように答えられるかわかりませんが、ご質問をお受けします」 −−破談の理由と、率直な感想は 「理由は統合比率。残念ですね。ただ、お互いに