世論調査で菅直人政権の支持率や、民主党への評価が急落した。2割台で低迷した内閣支持率は、「政争は慎むべきだ」との声で「下げ止まり」現象がみられたが、ついに底が抜けた。 ただそれでも首相にはどこ吹く風。11日も意気軒高なままだった。 フジテレビの「新報道2001」が7日に首都圏で実施した世論調査では、次期衆院選の投票先を「民主党」とした回答が前回(6月30日)より7・6ポイント急落し、過去最低の10・0%。内閣支持率も前回より6ポイントも下げ16・4%まで下がった。11日にはNHKやTBS、日本テレビでも世論調査を発表したが、支持率はいずれも過去最低で、“危険水域”と言われる2割を大きく割り込む16%台。菅政権への世論離れが急速に表面化してきた。震災対策の遅れや、原子力発電所のストレステスト(耐性検査)をめぐる混乱で、世論が菅首相へ引導を渡そうとしているようだ。 だが、首相は元気を失っていな