鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が議会を招集せずに専決処分を繰り返している問題に絡み、全国都道府県議会、全国市議会、全国町村議会の3議長会は4日、「一部の自治体の長が法令の規定に違反し、議会の権能を封じ込める異常な事態が発生している」とする緊急声明を出した。 声明は、地方議会の議長に議会招集権を付与する地方自治法改正を国に要求。都道府県議長会の金子万寿夫会長(鹿児島県議会議長)は同日、原口一博総務相に声明を提出し「このままでは(首長と議会による)二元代表制がおかしくなる。法整備をお願いしたい」と述べた。