衆院予算委員会に所属する民主党の新人議員が、鳩山内閣に3本の質問主意書を提出したが、政府・与党一体」を理由に問題視する同党幹部の意向などを受け、撤回したことが4日、明らかになった。 この新人議員は8月の総選挙で初当選した元外務官僚の緒方林太郎衆院議員(福岡9区)で、関係者によると質問主意書は2日に提出、4日に撤回された。内容は、議員の世襲制限の合憲性▽外国人参政権と憲法の関係▽日本が締結した平和条約−だった。 質問主意書は、国会法で定められた国会議員の権利で、質問の機会が少ない野党や無所属議員が政府の見解を質すために利用することが多い。答弁書は閣議決定が必要で「行政停滞の原因」との指摘もある。 民主党幹部は「与党なのだから政務三役に質問すればいい」(国対関係筋)と問題視。4日の国対会合で「主意書を出すなとは言わないが国対幹部に相談するように」と指導した。 緒方氏は産経新聞の取材に「答弁が必