10月6 第3の固体・準結晶の発見にノーベル化学賞 さて本日はノーベル化学賞の発表ということで、ストックホルムからの電話を正座待機されていた方も多いと思います。あ、筆者だけですか。 ・結晶とアモルファス で、見事今年の栄冠を射止めたのはイスラエルのダニエル・シェヒトマン教授でした。いろいろな予想にも挙がっておらず、ほとんどノーマークだったのではと思います。氏の業績は「準結晶の発見」。ひとことでいえば、結晶・アモルファスに続く、第3の固体を発見したことが評価されたものです。 結晶というのは、原子や分子やイオンが、繰り返しパターンをもってびっしりと並んだ状態です。わかりやすいのは食塩の結晶で、NaとClのイオンがジャングルジムのように規則正しく詰め込まれた構造です。ちなみにアモルファスというのはこのような規則性のないバラバラなつまり方をした固体で、身近なものではガラスが代表的です。 食塩の結晶
![第3の固体・準結晶の発見にノーベル化学賞 : 有機化学美術館・分館](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/a95633bcdf48eb37e96a8dcc98e4404a2d920e11/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Flivedoor.blogimg.jp%2Froute408%2Fimgs%2Fc%2Fe%2Fce76c332.gif)