日本電信電話(NTT)は2015年2月17日、写真や絵に動きを与えることができる光投影技術「変幻灯」を開発したと発表した。「肖像画が話し出す」といった状況を容易に作り出せるという。 普段人間が映像を見る際には、映像中の色や形、動きを個別に認識し、統合的に知覚することで「動きのある映像」として認識する。「変幻灯」技術ではこの仕組みに着目し、写真や絵といった色や形を備えた静止物に、別途、「動き情報」を投影することで、あたかも対象が動いているかのような効果を与えることができる。 この技術を用いることで「風景画が風にそよぐ」「肖像画が笑う」「写真の中の人の表情が変わる」といった状況を作り出せる他、視点制限が発生するものの、3次元の物体に対しても「動き情報」を与えることで、動いているかのような印象を与えることにも成功したという。 対象に情報(映像)を投影することで新たな効果を生み出すという技術ではプ
![「音楽室のバッハの絵が話し出す」不思議な照明技術](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/72bd282ae9e8ed9565d7b3d3dfb71a458963557a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fmn%2Farticles%2F1502%2F17%2Fhi_nt01.jpg)