今回のゲストは、アジア研究の第一人者で拓殖大学学長の渡辺利夫氏である。学者、研究者は無論のこと、アジアにかかわりを持つビジネスパーソンの多くが渡辺氏の著作に触れていることと思う。私も大学教員時代に、大学院のアジア証券論の基礎テキストとして渡辺氏の著書を活用させていただいたものである。 渡辺氏はまた、広い意味でのリスク管理についても深く研究をされている。東日本大震災に際しての日本の危機管理のあり方についても、一家言をお持ちだ。 拓殖大学の創業は1900年にさかのぼることができる。建学の精神は当時の台湾開発への寄与にあったということだが、現在では中国を含め多数の留学生を受けている。東京都文京区茗荷谷を行き交う日本人の学生諸君の姿は、まさに「標準的日本学生」と言えそうだ。 中国の発展方式の魅力に取り込まれた 渡辺氏と中国の関わり合いはどのようにして始まったのか。実は、渡辺氏のアジア研究は韓国を出
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