米国人は多額の寄付をすることで知られる。今年2月11日のCNNの記事によると、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)夫妻は、2013年の1年間に約10億ドル相当の株式(1千億円以上の価値)を寄付した。 去年アメリカで最も多額の寄付をした人々50人の寄付額を合計すると77億ドル(約7850億円)にもなる。ちなみに、2013年のカンボジアの名目国内総生産(GDP)は約156億ドルだった。アメリカで最も寄付額が高い50人の寄付の総額は、カンボジアの名目国内総生産(GDP)の約半分に相当する。 高所得でなくとも寄付をする米国人 寄付をするのは富裕層だけではない。国民慈善信託(National Philanthropic Trust)の報告によると、アメリカの家庭の88%が寄付をし、平均の寄付額は一家庭あたり年間2,213ドル(約22万7千円)にもなる。米シカゴ大学のジョン・