毎日、拙書に対する様々な反響を頂戴する。 何人かの病院のお医者さんに献本したが、「こんなもの」と、棄てられた。 実は、「平穏死」というものは、病院の先生が一番信じないのだ。 「平穏死」について知りたいと思う病院のお医者さんはほぼ皆無。 病院の看護師さんもそれに近いだろう。 実は、意外かもしれないが、介護施設や老人ホームの職員も 「平穏死」を信じていない。 「平穏死」を見たことがないからだ。 4万人の市民が読んで、信じてくれても 肝腎の病院のお医者さんが信じていなければ、日本の終末期医療は変わらない。 「終末期医療?そんなのやっているのは医者じゃない!」と 上から目線で断言する専門医も多い。 そんな中、医学界の超お偉い先生から電話がかかってきた。 「長尾君、平穏死って知ってるか?」 「はい、知っていますが・・・」 「あれは、いいなあ。平穏死って本当にあるんだよ」と。 その先生は、石飛幸三先生