「おなかの赤ちゃん。森の中の風の音、水の音、鳥のさえずりを聞いてみて」 17日午後2時、京畿道楊平郡(キョンギド・ヤンピョングン)・山陰(サンウム)休養林の国立癒しの森。妊娠16週〜36週目の妊婦やその夫らが、森の道をゆっくり歩いている。歩きやすい道だ。水の音や鳥の鳴き声、そして風のかすめる木の葉の音が、クラシックの一楽章のように調和を成している。夫婦らの表情は、限りなく明るく、穏やかに見えた。軽い体操や散歩を終えた夫婦らは、木陰の下で、瞑想に深けた。 山林庁が妊婦を対象に企画した「森での胎教プログラム」が人気を集めている。山林庁はこれまで、生まれてから死ぬまで、生涯の周期別適合型山林福祉サービスプログラムを運営してきた。ゆりかごから墓場までの森の恩恵を享受しようという意味だ。森の胎教はその最初の段階だ。青少年や中高年、樹木葬まで、老若男女が受けられる山林福祉サービスだ。 森の胎教とは、妊