母が本音もらす、冗談か本気かわからないところが関西人。父の事を「2年前に脳内出血で死んでくれてたら、生命保険もおりて立派な葬式出せて市長も知事も来てくれたやろ。でも生き伸びたから借金は残る、障害残って仕事はできん、生命保険は解約、毎日何もせず何の役にも立たん、救急車呼んで欲しなかったわ」と。 これって、一家の個人的な事情を越えて、この国がこれから抱えていかねばならない、いろんな事を示唆していると思う。 かといって父と母は普通に仲良くケンカしながら毎日暮らしている。でも母は心のどこかで、看護師として判断して、父の脳内出血に気が付き救急搬送した私を恨めしく思っている一面がある。まあ、いろいろあってそれが家族。 そして、仕事ができなくなった父の代わりに一家の家計の負担や、祖母の施設の年金ではカバーしきれない金額を私の給料で補てんしている。助ければ助けるほど、長生きすればするほど、経済的な負担は私