「兄の、あの言葉が許せなかった」東京家庭裁判所家事第5部「遺産分割部」。その調停室で弟は2人の調停委員に言葉を絞り出した。「喪服を取ってこなくちゃ」。父親が危篤に陥り、やっと顔を見せた兄は、父親の手を握ることもなく一瞥(いちべつ)して部屋を出た。「もう兄弟じゃない」。つきっきりで看病していた弟は怒りに震えた。父親の死後、連絡を絶ち遺産分割協議に応じなかったため調停を申し立てられた。遺産分割
電話、テレビで離婚調停も=家事事件手続法が成立 電話、テレビで離婚調停も=家事事件手続法が成立 離婚や遺産相続をめぐる家庭裁判所での調停、審判を、電話やテレビ会議で可能にすることなどを定めた家事事件手続法が、19日午後の衆院本会議で全会一致で可決され、成立した。同法は4月27日に参院を通過していた。 電話やテレビ会議による調停、審判は、遠隔地に住む当事者が家裁まで出向く負担を軽減し、手続きを迅速化するのが狙い。離婚、相続のほか、親権、養育費、成年後見、失踪宣告などに関する事案が対象となる。同法制定に伴い、旧来の家事審判法は廃止される。 本会議では、手形決済などに関する不服申し立ての審理への電話・テレビ会議導入を定めた非訟事件手続法も併せて可決され、成立した。(2011/05/19-13:21)
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