4月に「ブックスキャン」というサービスがスタートし、議論を呼んでいる。 サービスそのものは、至ってシンプルなものだ。手持ちの本を、ブックスキャンに送る。ブックスキャン社で本を裁断し、スキャナーでデジタルデータ(PDF)に変換する。オリジナルの本は返却されてこないが、そのデータがメールで送られてくる。 デジタル化によるメリットは多大だ。省スペースだけでなく、完璧とは言えないがテキスト検索も行なえるようになる。しかし、実際、著者も本を数冊自分で裁断して、スキャンをかけるということを試してみたが、まだ春先だというのに汗だくの作業となった。これを代行してくれるというのはありがたいという意見が多いのには頷ける。 1冊あたり100円(送料は依頼者負担)という低価格設定もあって、一気に注目を集めたサービスだが、有識者の間では「著作権的にグレーな部分を含むのではないか」という指摘と「利便性も高いし、実害を
![業界関係者から歓迎の声も――スキャン代行は「悪」なのか (1/3)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/388145b764da5983c91c1ba079ea111b6a961938/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fascii.jp%2Fimg%2F2010%2F05%2F07%2F1574225%2Fl%2Fa205b2a674f0e774.jpg%3F20200122)