10月29日はトルコの建国記念日だった。招待されたので参加すると長蛇の列、大使館の建物は日本人客で立錐の余地もない、といった感じだった。 親日のトルコの建国記念のパーテイに、これだけの日本人が集ったのは、うれしいことだった。それだけ日本人の間で、トルコへの関心が高まっている、ということであろう。 その会場でトルコ国営放送の、特派員の友人に話しかけられ、彼の話を聞いて、唖然とさせられた。彼は以前から尖閣列島問題に、強い関心を持っており、日本はもっと外国に対して、日本の立場を主張するべきだと言っていた。 そこで彼は、本社と掛け合い尖閣列島問題に対する、日本の主張を放送する許可を取った。15分間の枠を設けてくれたのだ。その許可を得てから、彼は外務省に対しインタビューを申し入れたのだが、誰も対応してくれないというのだ。もちろん外相も局長クラスも、インタビューを断ってきたというのだ。 彼は不思議そう