「たま」の駅長室完成 映画出演依頼も 和歌山電鉄貴志川線の無人駅「貴志駅」(和歌山県紀の川市)で“スーパー駅長”を務める8歳の雌猫「たま」のための個室が完成し20日、公開された。新駅長室は以前、改札窓口として使われていた1・8平方メートルの部屋を改造。ガラス張りで専用トイレも付いている。 たまは、駅売店前の小屋やプラットホーム付近で乗客を出迎えていたが、人気が出るに従い撫でられることが多くなり、ストレスを心配した電鉄側が個室を用意した。 新しい部屋にたまも満足そうで小嶋光信社長は「フランスから映画出演の話も舞い込んでいる。利用客も増えて、本当にたまげた猫だ」と感謝しきりだった。