メリー喜多川(本名・藤島メリー泰子)が亡くなった。享年93。弟・ジャニー喜多川の死から約2年後だった。弟が美少年を発掘し、姉がその子たちをメディアに売り込みアイドルに仕立て上げていった。ジャニーズ事務所はその両輪を失ってしまった。 元少年隊の東山紀之は、メリーの「私はタレントを守るためなら、いくらでも悪人になります」という言葉を忘れないとメディアに語っている。私が週刊現代の現場にいた頃、ジャニー喜多川の「少年愛」を記事にしたことがあった。メリーを直撃した朝倉喬司記者から聞いた話だが、彼女は彼に、どうしてもそれを書くというのなら、私はここで服を脱いで、「襲われた」と警察に話すといったそうだ。百戦錬磨の朝倉も、「さすがにビビった」といっていた。そのメリーの凄まじい腹の括り方にメディアもひれ伏したのである。 だが、皮肉なことに、姉弟でつくり上げた「帝国」を崩壊させるきっかけをつくったのもメリーだ
![ジャニーズ事務所「メリー喜多川」タレント守るすさまじい執念!週刊現代記者をビビらせた啖呵――ほか5編](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7aeeb295468bf4532c4a95997cfdfa611bb34bb0/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.j-cast.com%2Ftv%2Fimages%2Forigin%2F2021%2F08%2Ftv_20210819181955.jpg)