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美は眺める者の眼中にあり、情報は受け手の脳内にある。 一筋の煙や電気インパルスに込められた「情報」を「意味」に転じるには、人の介在を必要とする。古代、近代、現代の情報と通信の技術を経巡ることで、人が「意味」をどうやって進化させてきたかが分かる。伝えたい内容・残したい本質である、意味を見える化したものこそが、情報なのだ。 アフリカのトーキング・ドラムに始まり、文字の発明、辞書製作、蒸気計算機や通信技術の開発、遺伝子解読や量子力学と情報理論の結合まで、「情報」を操る数多くのエピソードを縦横無尽に紹介する。膨大な量と深さに溺れそうになるが、「新たな情報技術に接したとき、人はどう変化したか」という軸で読むと、人間の思考の変質の歴史になる。これは、おもしろい。 たとえば電信は、「天気の概念」「時間の概念」を一変させた。電信のおかげで遠隔地の状況が分かるようになったからだ。人々は天気のことを、土地ごと
森林飽和―国土の変貌を考える (NHKブックス No.1193)posted with ヨメレバ太田 猛彦 NHK出版 2012-07-26 Amazon楽天ブックス7netブックオフ図書館 昨年出たNHK選書です。太田猛彦さんの『森林飽和』。これは衝撃的に面白かったです。 線ひきまくり、抜き出しまくりだったので、かえって書評にできていませんでした。 まとめるのも面倒なので、恥を忍んで、読書メモをそのまま公開いたします。(若干読みやすくするために私のコメントの部分だけは引用の前にもっていって見出しスタイルにしておきます) 日経BPのインタビューで話題になって、アマゾンでは品切れ中(楽天ではあり)なようなので、中身を少しでも読みたい人はどうぞご覧ください。 ちなみに、恵美嘉樹はこんな風にして読んだ本から部分部分を抜き出して、それにつっこみとか入れて、ハードディスク(最近はエバーノート)に保存
こんにちは。月に1度の読書コラム、早くも3月になりました。 今回のテーマは、「グローバル化」を考えるための本、です。今回も、比較的骨太の本を多く取りそろえました。 といいますのも僕は、本を読むのは知識を得るためではなく、自分の頭で考えるための材料を得るためにあると思っているからです。 たとえば、1月にフランス軍はなぜマリに侵攻したのでしょうか? 何の話か、すぐピンと来なかった方もおられるかもしれません。10人の日本人の方をはじめとして多くの方が犠牲になった、アルジェリアの天然ガス施設における人質事件の発端になった出来事です。 マリでは1月11日、政府軍の要請を受けたフランスが軍事介入し、戦争状態に突入しました。それに反発したゲリラがアルジェリアのイナメナスで日本人を殺したわけです。フランスに圧力をかけるためです。つまりは、フランス軍がマリに入らなければ、あるいは日本人が犠牲にならずに済んだ
デフレの真犯人 ―脱ROE〔株主資本利益率〕革命で甦る日本、北野一 久しぶりに、面白い経済の本を読みました。 次期首相と目される自民党の安倍晋三総裁が踏み込んだインフレ政策を発表するなど、日銀の金融政策やデフレという経済現象に注目が集まっています。 僕もいろいろ記事を書いてきましたが、ゼロ金利の環境で日銀に何かができると期待するのは間違っています。 また、アメリカがデフレを避けるためにFRBのバランスシートを膨張させている、というのもひどく誤った見方です。 アメリカはリーマン・ショックで金融システムが崩壊寸前で、民間の金融機関同士のネットワークがお互いに寸断され、中央銀行が真ん中に来る「ハブ・アンド・スポーク型」の金融システムを緊急的に構築して乗り切るしかなかったからです。 FRBは金融システムの崩壊を防ぐために、バランスシートを使ったのであり、デフレとは関係ありません。 日本ではそのよう
ダイヤモンドは超音速で地底を移動する (メディアファクトリー新書) 作者: 入舩徹男出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2012/10/29メディア: 新書 クリック: 1回この商品を含むブログ (4件) を見る本書のタイトルどおり、ダイヤモンドは地底を超高速で移動し、地上に噴出してきたのだという。ダイヤモンドを含んだマグマが、地下400kmのマントル層で生成され、6時間あまりで地上に到着するというのだ。最深部では時速60kmほどでマグマは上昇を開始するのだが、地下50kmあたりからスピードを上げはじめ、地下2kmでは時速1000km、つまり音速の8割に達する。さらに地上に近づくとマグマとガスは時速2000kmにも達することがあるという。ダイヤモンドはなんとマッハ1.8のスピードで地上に現れるのである。想像するだけでじつに愉快である。ドッカーン!バラバラバラバラ!とダイヤモン
外資系コンサルのスライド作成術―図解表現23のテクニック 【本の概要】◆今日ご紹介するのは、会議やプレゼンの資料作りに必須なスライド作成術の本。 著者の山口さんは、電通入社後、ボストン・コンサルティング・グループやA.T.カーニーといったコンサルティングファームで働き、かつそこで新卒学生や中途採用者のトレーニング経験を長らく担当された方です。 その山口さん曰く、ロジカルシンキングや発想力と違い、「スライド作成の技術」は訓練によって、高いレベルまで到達できるとのこと。 私自身、本書を読んで「なるほど、こうすればよいのか」と目からウロコが落ちまくりました! いつも応援ありがとうございます! 【ポイント】■1.文字は12p以上、メッセージは2行以内 スライドに用いる文字の大きさ(p=ポイント)については特にルールがあるわけではないのですが、基本的に12p以上にすることをおすすめします。それと関連
2012年10月16日22:52 by tkfire85 読みやすい文章を書くための効果的な11の工夫。「頭がいい人の文章の書き方」 カテゴリ管理人 雑談 tkfire85 文章をうまく書きたい。そう思う人は多いです。頭がいい人の文章の書き方 (イラスト図解版)posted with ヨメレバ日本語倶楽部,小泉 十三 河出書房新社 2008-11-22 Amazon楽天ブックス図書館でも自分には無理だろう、そう思って挫折する人が圧倒的な多数です。でも、ちょっとした工夫で文章が見違えるように変わったらどうてしょう。文章というのはある意味で気配りだと思っています。少しでも読みやすい文章。伝えたい文章を書く事で、文章がより読みやすくなります。今回は、そんな文章術の工夫を「頭がいい人の文章の書き方」の中から、文章を書くための効率的な工夫を紹介してみょうと思います。 ●読みやすい文章を書くための効果
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