「大衆酒場」というと値段が安くて気軽に立ち寄れる居酒屋のイメージがある。しかし、古くからの大衆酒場は長年の常連客も多く、女性や一見客にはハードルが高い。 その一方で、ここ最近人気を得て急拡大しているのが“ネオ大衆酒場”だ。良心的な価格と気軽な雰囲気はそのままに、従来の居酒屋メニューのほか、工夫を凝らした料理を盛り込んで若者からお年寄りまで幅広い層に支持を受けている。 「餃子とビールは文化です」 東京・杉並の永福町駅前に2013年7月にオープンした「肉汁餃子製作所 ダンダダン酒場」はその名の通り、餃子が看板の居酒屋だ。昔ながらの大衆酒場を彷彿させる紺地に白抜きの暖簾をくぐると、餃子を焼く香ばしい香りに包まれた。かつては青果店だった建物は梁や柱に年輪が刻まれ、懐かしい雰囲気を醸している。それでいて、白を基調にした店内は明るく清潔感がある。 「餃子とビールは文化です」と書かれた外壁がひと際目立つ
![肉汁餃子! 串カツ! 「ネオ大衆酒場」が住宅街で急増するワケ - 日経トレンディネット](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bd18a195ae5d85dcffa159770abb0fd082c42fe6/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ftrendy.nikkeibp.co.jp%2Farticle%2Fpickup%2F20131025%2F1053158%2F01_px400.jpg)