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成功している人が「私はすごいんだ。みんな私のことが好きだ」というような自己肯定を呪文のように唱えていることがあります。しかし、そんなやり方は陳腐で全然役に立たないという人もいます。自己肯定は自尊心を高めるためのものですが、行き過ぎた自己肯定は、本心との衝突を引き起こします。カナダのウォータールー大学の研究で、「私はみんなに愛される人間だ」というような自己肯定を繰り返し唱えることで、自尊心が芽生える被験者もいましたが、自尊心がかなり低い被験者の場合は、自己肯定を繰り返し唱えることで、さらに状況が悪化することが分かりました。これは、自己認識と自己肯定の内容がかけ離れすぎているあまり、ストレスを引き起こし、さらに気分を落ち込ませている、と結論づけられました。 「私は自分自身を完全に受け入れている」というような、根拠のないポジティブな言葉で、自分を励まして肯定させようとしている自己啓発系の本があり
Positive Self-Affirmation May Backfire on People with Low Self-Esteem Some people have a level of success using self-affirmation mantras like "I'm great and people like me." Others find them trite and unhelpful. The distinction may boil down to self-esteem and, more importantly, how much self-affirmation causes conflicting internal thoughts. A study conducted at the University of Waterloo found th
1963年、福岡市長浜生まれ。1990年、東京理科大学大学院修士課程(物理学専攻)修了後、電機メーカで半導体デバイスの研究・開発に10年間従事。在職中より執筆活動を開始、2000年より著述業に専念。主な守備範囲はコンピュータ全般。2004年、運動障害が発生(2007年に障害認定)したことから、社会保障・社会福祉に問題意識を向けはじめた。現在は電動車椅子を使用。東京23区西端近く、農園や竹やぶに囲まれた地域で、1匹の高齢猫と暮らす。日常雑記ブログはこちら。 生活保護のリアル みわよしこ 急増する生活保護費の不正受給が社会問題化する昨今。「生活保護」制度自体の見直しまでもが取りざたされはじめている。本連載では、生活保護という制度・その周辺の人々の素顔を知ってもらうことを目的とし、制度そのものの解説とともに、生活保護受給者たちなどを取材。「ありのまま」の姿を紹介してゆく。 バックナンバー一覧 安
◆現在、消費税率を10%に引き上げる税制改正法案が国会審議中である。消費税には逆進性があり、低所得者ほど負担が重くなりやすい性質を持つ。このため、消費税増税時には、逆進性・低所得者対策が必要とされる。 ◆本稿では、消費税の逆進性、給付つき税額控除、軽減税率についてQ&A形式で解説する。 Q1.消費税の「逆進性」とは何か? Q2.「消費税には逆進性はない」と考える人もいるが、その理由は? Q3.消費税の逆進性対策・低所得者対策としては、どのような対策が考えられるのか? Q4.給付つき税額控除は、どのような制度か? Q5.給付つき税額控除が、所得の多い人にも適用される可能性はあるか? Q6.軽減税率を設ける場合、どのような物やサービスの税率を軽減するのか? Q7.軽減税率を設ける場合、インボイス制度が必要となる理由は?
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