太陽光発電システムの故障は分かりにくい。小規模であってもメガソーラーであっても遠隔監視システムが役立つ。Looopは初期費用とシステム利用料を比較的低く抑え、導入しやすいシステム「みえるーぷ」の新版を発表した。 10kW程度の小規模なものから、1MWを超える大規模なものまで、太陽光発電所には共通する課題がある。故障が目に見えにくいことだ。可動部がないために、他の方式の発電所よりも故障が起こりにくい一方、いざ故障したときに故障箇所が分かりにくい。 さらに、固定価格買取制度(FIT)を利用して運用している場合には、「発電の中断=金銭的な損失」となる。そこで、20年間にわたって故障を検知し、記録し、警告するシステムが必要になる。 Looopは発電量遠隔監視システム「みえるーぷ」の新版のサービス提供を3月18日から開始すると発表した。小規模な発電所からメガソーラーまで同一のサービスを同一の料金で利
多数の太陽電池パネルで構成する太陽光発電システムでは、故障したパネルを迅速に検知できることが重要だ。住友電気工業は発電した電力と一緒にデータも伝送する仕組みを開発した。電力線通信(PLC)と呼ぶ方式で、監視システムを安価に構築できるメリットがある。 電力線通信(PLC=Power Line Communication)は文字通り、電力線を使って通信する方式を言う。これから企業や家庭に設置されていくスマートメーターでも通信方式の1つとして採用されている。既設の電力線でデータも送ることができるため、新たに通信設備を構築しなくても電力の使用量や発電量を把握することが可能になる。 このPLC方式によるメガソーラーの監視システムを住友電気工業が開発した。太陽電池パネルから送られてくる電流をセンサーで計測して、そのデータをPLCで伝送する仕組みだ(図1)。
2014年のメガソーラー(大規模太陽光発電所)ビジネスは、「金融スキーム」「監視システム」「エネルギー地産地消」の3つのキーワードが新たな潮流として挙げられそうだ。 2014年は、出力規模の大きなメガソーラー(大規模太陽光発電所)の稼働が相次ぐ。2013年12月現在、国内最大規模のメガソーラーは、鹿児島市の「鹿児島七つ島メガソーラー発電所」の約70MW、2番目が大分市の「日揮みらいソーラー」の26.5MW。だが、2014年2月に鳥取県米子市に「ソフトバンク鳥取米子ソーラーパーク」(42.9MW)が稼働して、日揮みらいソーラーを抜いて2番目となるのに続き、4月には、大分市に「大分ソーラーパワー」(81.5MW)が稼働し、この時点で国内最大模に躍り出る。さらに、2015年になると北海道や青森県に100MWを超えるメガソーラーの稼働が開始する。 こうした数十から百MWクラスのメガソーラーの多くが
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