「コメの嘘と真実 新規就農者が見た、とんでもない世界!」の著者は、新宿の不動産会社社員の近正氏(今は社長になったようです)。 ある日、当時の社長から、 「米を作れ!」 「なぜ私が?」 「君は新潟出身だろう」 家業の農家を継ぎたくなくて東京で働いていた著者は、新潟に戻って農業を始める羽目に。 何の保護も無い不動産業から、規制と保護政策だらけの農業へ。 待っていたのは排他的な故郷「新潟県」の姿。 質より量、補助金漬けの兼業農家。 何を守っているのか分からない農地法。 既得権益に執着する農協、農業委員会。 自給率を低く見せたい農水省は、カロリーベース39%と嬉しそう。 生産額では66%。(カロリーベース表示は日本と韓国だけ) 消費者不在、やる気のない者ほどお得な日本の農業行政。 これなら押し切れると見たアメリカが攻めてきます。