ドイツ東部ドレスデン(Dresden)のピルニッツ城(Schloss Pillnitz)の庭園で花にとまるハチ(2010年7月16日撮影、資料写真)。(c)AFP/MATTHIAS HIEKEL 【3月11日 AFP】国連環境計画(UNEP)は10日、ハチの激減に関する初の報告書を発表し、野菜や果物の受粉に欠かせないハチを保護する国際的な対策が必要だと警告を発した。 ハチが激減しているのは主に北半球で、欧州ではミツバチの10~30%、米国では30%、中東では85%が死に絶えてしまったという。 原因は複合的だとされ、農薬や大気汚染、寄生虫、環境破壊、花の咲く植物の減少、欧州で養蜂家が減ってしまったことなどが挙げられている。 UNEPのアヒム・シュタイナー(Achim Steiner)事務局長は「この自然の財産の扱い方次第で、21世紀の人類の未来の一部が決まってくる。世界の食料の9割を占める1