月曜19時からテレビ朝日系列で放映している『ドキュメンタリ宣言』が、左翼と右翼を特集していた。 思想的な立ち位置としての右翼や左翼ではなく、街宣活動などを行う思想団体に所属する若者という観点。ゆえに思想の内容や差違はさほど取り上げられていない。主に、活動と生活の両立困難性が注目されたり、街宣という「表現」の是非が問われていた。 旧態依然とした左翼の若者*1も興味深かったが、右翼の若者が書いた原稿が誤字脱字だらけというところが地味に凄かった。「固有」を全て「固友」と書いて、辞書を引くべきと指導者から諭される姿に哀愁がただよう。 麻生総理が漢字の読み間違いをすること、それ自体はさほど重要性のある話題とは思わない。しゃべることが仕事の一環だから、間違える数が多くてもしかたない面があると感じる。しかし、日本文化を賞揚していそうな人々が往々にして不自由な日本語能力を露呈することには、何らかの意味があ