最初に言っとくけど勢いにまかせた妄想メモ書きですよ。 * 古戸ヱリカ言うところの「知的強姦者」の欲求ってのは、まるままポストモダニズムの欲求じゃないか。 だとすれば、やっぱりこの「うみねこのなく頃に」という作品は、ミステリーを使ってポストモダンに引導を渡そうっていう、そういう狙いを持っているんじゃないだろうか。少なくとも、そのような文脈で読み解くことができるんじゃないだろうか。 古戸ヱリカが犯人を追いつめるやり方はとんでもなく徹底的で、暴力的で、つけいる隙がなく、その分だけ、この上なく非現実的だ。彼女はそのことに対して負い目を感じる様子がまったくない。完璧に開き直ってしまっている。 そんなヱリカに追い詰められたベアトリーチェの言葉も象徴的じゃないか。「真実なんて儚いもの。後から出てきたそれらしい解釈にいとも容易く上塗りされる」絶対的真実の否定。この世に断言できることなど何一つない。実に典