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2017年7月8日のブックマーク (4件)

  • 鈴木謙介氏の整理に沿ってーー経産省「次官・若手ペーパー」論(3) - 望月優大のブログ

    社会学者の鈴木謙介氏が件のペーパーをもとに始まった議論に対してある種の総括(?)的なブログ記事を書かれていた。鈴木氏のことは昔から尊敬しており、過去に氏の著作のいくつかを読んできたのはもちろんのこと、講演を聞きにいったこともある。記事中で私のブログも紹介くださっていたので、勝手に胸をお借りする気持ちになってアンサーブログという形でまとめておきたい。 私の過去記事はこちら。 鈴木氏の趣旨は明快で、記事タイトルの「選択肢を理解する」の通りである。すなわち「どこに論点の中心があって、何が対立していて、そして僕たちに示されているのはどのような選択肢なのかということが明らかになっていない」ので、それを明らかにしようということである。 私も二目の記事で「どこに国家観や政治思想上の大きな分岐が走っているかを正しく認識したうえで自分の思考を深めてみていただければと思う」と書いていたが、それと基的に同趣

    鈴木謙介氏の整理に沿ってーー経産省「次官・若手ペーパー」論(3) - 望月優大のブログ
  • 選択肢を理解する――経産省、若手・次官プロジェクト資料について

    5月20日に公開された、経産省の「次官・若手プロジェクト」なるチームがまとめた「不安な個人、立ちすくむ国家 ~モデル無き時代をどう前向きに生き抜くか~」という資料が話題だ。最初にウェブで見かけた反応は好意的なものだったが、次第に反論・批判・不満が噴出するようになっている。そのうち、「言い古されたことばかり」「パワーポイントがインチキ臭い」といった具体的でない批判を除くと、その中でも興味深かったのは以下の議論だろうか。 経産省「次官・若手ペーパー」に対する元同僚からの応答 – HIROKIM BLOG / 望月優大の日記 「時代遅れのエリートが作ったゴミ」発言者に訊く!若手経産官僚のペーパーに感じた違和感とは。 | 一般社団法人ユースデモクラシー推進機構 経産省「次官・若手ペーパー」に対するある一つの「擬似的な批判」をめぐって – HIROKIM BLOG / 望月優大の日記 一連の流れのよ

    選択肢を理解する――経産省、若手・次官プロジェクト資料について
  • 第90冊 私怨うずまく言論への論『現代ニッポン論壇事情』

    現代ニッポン論壇事情 社会批評の30年史 (イースト新書) posted with amazlet at 17.06.11 北田暁大 栗原裕一郎 後藤和智 イースト・プレス (2017-06-10) 売り上げランキング: 1,874 Amazon.co.jpで詳細を見る 1960~80年代生まれ世代の3人の著者による、ある種の私怨に満ちた書、です。 70年代生まれのぼくも、ある種の私怨に身を焦がして、この書を購入したのだろう、と思います。 このでは、著名なリベラル派論客やその言説や言論環境を、3人の著者がぶった切っていきます。 面白いなぁと思うのは、ぼく自身が10代後半~20代前半頃のあいだの一時期にすごくハマったのに、その後なんだか読まなくなってしまったリベラル派論客たちにぼくが感じていた、その違和感の正体がじわじわと暴かれていくことです。以下のレビューは、その面白さのネタバレになって

    第90冊 私怨うずまく言論への論『現代ニッポン論壇事情』
  • 「論壇プロレス」よもう一度!―『現代ニッポン論壇事情』を読んで - あままこのブログ

    現代ニッポン論壇事情 社会批評の30年史 (イースト新書) 作者: 北田暁大,栗原裕一郎,後藤和智出版社/メーカー: イースト・プレス発売日: 2017/06/10メディア: 新書この商品を含むブログ (6件) を見る北田暁大・栗原裕一郎・後藤和智の鼎談をまとめた新書『現代ニッポン論壇事情』を読みました。 いやー、かつて論壇誌とかが盛んに出版されていて、いわゆる「論壇プロレス」というのが活発だった頃に、大塚英志*1とか宮台真司・宮崎哲弥*2とかがやっていたシュートな批判を思い出して、かつて論壇プロレスが大好きだった人間としては、「『論壇プロレス』が蘇ってきた!」と、興奮を感じました。 正直、立場としてはこの鼎談の主張は、文化左翼かつ反安倍・野党共闘派で資主義大嫌い、ついでに言えば後藤氏もいまいち好きになれない(まあ、それは向こうも同じみたいで、後藤氏には以前↓のように@magicalti

    「論壇プロレス」よもう一度!―『現代ニッポン論壇事情』を読んで - あままこのブログ
    amamako
    amamako 2017/07/08
    肯定・否定どちらにしろ、左派・リベラルを自認する人なら絶対読むべき本。読んで、この論壇プロレスに、自分なりのアングルを持とう!