裁判所 特捜部の取り調べ批判 7月1日 18時43分 民主党の小沢元代表の政治資金を巡る事件で、起訴された元秘書らの主な供述調書のほとんどが証拠として採用されないことになりました。決定の中で裁判所は、「心理的圧迫と利益誘導を織り交ぜながら、巧妙に供述を誘導した」と指摘し、東京地検特捜部の取り調べを厳しく批判しました。 この事件で、収支報告書にうそを記載した罪に問われている衆議院議員の石川知裕被告(38)ら小沢元代表の元秘書3人は、裁判で無罪を主張し、検察は起訴の内容を認めた捜査段階の供述調書38通を証拠として採用するよう求めていました。これについて、東京地方裁判所はこのうち12通を「信用できない」として、証拠として採用しない決定をしました。NHKが入手した決定文の中で、裁判所は、石川議員の取り調べを担当した検事が、「特捜部は恐ろしいところだ、何でも出来るところだぞ、捜査がどんどん拡大してい
トランプ氏に約530億円の支払い命じる 一族の経営企業の不正めぐる民事訴訟…米NY裁判所 日テレNEWS NNN / 10分前
野田佳彦財務相は1日午前の記者会見で、社会保障と税の一体改革「政府与党案」に消費税率の段階的引き上げが明記されたことを受け、菅直人首相の後継を選ぶ民主党代表選で消費税増税の是非は争点にならないとの認識を表明した。玄葉光一郎国家戦略担当相も同様の見解を示した。 「ポスト菅」有力候補とされる野田氏は、与謝野馨経済財政担当相らとともに一体改革を主導。民主党内では「増税積極派」と位置付けられており、増税に批判的な勢力をけん制する狙いがあるとみられる。 野田氏は「政府、与党としてまとめた案なので『あれが駄目、これが駄目』という話ではない。この案からはみ出る話はおかしい」と指摘。玄葉氏も会見で「これだけの大議論を経て決定したことを蒸し返すのは生産的ではない。代表選の大きな争点にはならない」と述べた。
佐賀県の古川康知事は1日、県議会の原子力安全対策等特別委員会で、福島第1原発事故の影響で運転停止したままの九州電力玄海原発(同県玄海町)2、3号機について「首相の来県が原発の再稼働を判断する際の重要な要素。一定の答えをうかがった上で判断したい」と述べた。 再生可能エネルギーの拡大に意欲的な菅直人首相と会談し、今後の原子力政策などについて説明を受けた後、再開容認を最終判断する意向とみられる。 宮崎泰茂県議(無所属)が古川知事に、政府が全面見直しを決めたエネルギー基本計画について「直接首相から県民に説明してほしい」と求めたところ、古川知事は「同じ気持ちだ。首相に来県してもらうよう調整している」と応じた。 一方で古川知事は、自ら東京を訪れ、首相と会談するなどの方法も検討していることを示唆した。
子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク 福島老朽原発を考える会(フクロウの会) 国際環境NGO FoE Japan グリーン・アクション 美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会) 国際環境NGOグリーンピース・ジャパン 上記6団体は本日6月30日、参議院議員会館(東京都千代田区)で「福島の子どもたちの尿検査結果について」会見し、検査の結果、福島市に在住の子供たちの尿からセシウムが検出されたことを発表しました。(注1) 検査対象者は6歳から16歳の男子6名、女子4名の合計10名で、すべての対象者が、東京電力福島第一原子力発電所の事故当時、福島市内に在住。3月23日に山形県へ避難した1名を除き、採尿時まで福島市内に在住しています。 5月20日から22日の間に350から500ミリリットルを採尿し、フランス原子力安全機関(ASN)認定を受けているアクロ研究所(フランス)で高純度ゲルマ
◇実現せず「人事下手」の声も 菅直人首相が27日に閣僚人事を断行した際に、民主党の小沢一郎元代表に近い山岡賢次副代表に閣僚入りを打診していたことがわかった。小沢グループを含めた「挙党一致」を主張していた国民新党の亀井静香代表の助言を受け入れた形だが、実現しなかった。首相の唐突な打診には執行部、反執行部の双方の側から「首相は人事が下手」との声があがっている。 首相に近い党幹部や小沢グループ幹部によると、首相側は亀井氏を通じ、入閣を前提に「人事の話で会いたい」と打診したが、山岡氏は「小沢元代表に相談する」として回答を保留し、最終的に断ったという。「小沢グループとの融和を図るなら、人事は小沢さんに推薦してもらうべきだ」(グループ幹部)と、手法に疑問を投げかける。亀井氏の顔を立てるため、形だけ打診した可能性もある。 首相は最終的には原発事故担当相に小沢元代表とも近い細野豪志氏を起用した。首相と距離
印刷 関連トピックス参議院選挙 片山善博総務相は30日、自民党本部を訪ねて大島理森副総裁と石原伸晃幹事長、逢沢一郎国会対策委員長と会談し、郵政改革法案の早期審議入りを求めた。閣僚が野党幹部に法案審議の直談判をするのは異例。 片山氏によると、自民党側は「政治情勢」を理由に難色を示したという。浜田和幸参院議員が一本釣りされて総務政務官に就任したことなどが背景にあるとみられる。片山氏は要請後、「法案がたなざらしになっている。早く法案を処理して、会社経営の将来像を経営陣が持てるようにしなければならない」と記者団に語った。 関連記事復興自民案、「再生院」設置が柱 衆院に法案提出(5/18)森田総務政務官が辞表 郵政改革法案の扱い巡り抗議?(3/31)郵政改革のゆくえ(9/16)郵政改革法案「公党間の約束ですので…」21日の菅首相(7/21)郵政社長人事「参院選で逆風、否定できない」原口総務相(7
結局は自己保身の「クーデター」 政権中枢の6人組が唱える「菅降ろし」の ばかばかしさ 「なぜ菅じゃダメか」すら満足に説明できない 菅直人首相が退陣する条件として、2011年度2次補正予算案の成立と特例公債法案の成立、さらに再生可能エネルギー特別措置法案の成立の3つを挙げ、居直り姿勢を一段とはっきりさせた。 自民党はじめ野党は、菅が自民党の浜田和幸参院議員を総務政務官に一本釣りしたことで対決姿勢を強めている。岡田克也幹事長ら「6人組」と呼ばれる党執行部と政権幹部も依然「菅降ろし」に執念を見せている。 この菅降ろしはどうなるのだろうか。 与野党に「菅辞めろ」の声は消えないし、国民のイライラも続くだろうが、それでも菅はしぶとく居残ってしまうのではないか。というのも、菅を辞めさせる制度的手段が手詰まりなうえ、そもそも鍵を握る民主党側に「菅降ろしの大義」が見えないからだ。 倒閣を目指す野党はともかく
やはり「強制起訴」はムリがあったのではないか。もともと「無罪」が確実視されている「小沢裁判」で、検察官役の指定弁護士の立証方法に手詰まり感が出てきた。とうとう、証拠改ざんで逮捕された前田恒彦元検事が作成した供述調書まで証拠請求する事態になっているのだ。 証拠請求されたのは、現在公判中の「陸山会事件」で作成された元公設第1秘書の大久保隆規被告の供述調書。検察が任意性や信用性に疑いありとみて、自ら証拠請求を撤回したシロモノである。 「陸山会裁判では、大久保秘書が前田検事の取り調べの様子を身ぶり手ぶり、詳細に証言しています。それによると、前田検事はロクに質問もせず、取調室に持ち込んだ私物パソコンを打ちながら、『いま作家の時間。司馬遼太郎みたい』と言って調書を作成。『ここで大久保さん登場!』などと奇声も上げていた。『村木事件』の時と同じように調書をデッチ上げていた可能性が高い。常識で考えれば、
厚生労働省は30日、福島第1原発事故で4月に新たに緊急作業をした作業員4325人のうち、2242人について東京電力から内部被ばく線量の測定結果の報告を受け、暫定値で20ミリシーベルトを超えたのが30人だったと発表した。うち10人は50ミリシーベルトを超え、最高は66ミリシーベルトだった。 また3月の緊急作業で被ばく線量限度の250ミリシーベルトを超えたとされていた作業員9人のうち2人は、確定値が100ミリシーベルト台で限度を下回っていたとの報告が東電からあったことも明らかにした。4月の被ばく状況について厚労省は「3月の混乱した時期はともかく、4月になってもこれだけの人数が出るのは異常だ」としている。
小沢一郎民主党元代表(69)の資金管理団体「陸山会」の土地取引を巡り、政治資金規正法違反(虚偽記入)に問われた同会元事務担当者・石川知裕衆院議員(38)ら元秘書3人の公判で、東京地裁(登石郁朗裁判長)は30日、検察側が証拠請求していた3人の捜査段階の供述調書計38通のうち十数通を却下し、検察、弁護側双方に伝えた。 関係者によると、却下された十数通の中には、石川被告の後任の池田光智被告(33)が逮捕後の取り調べで、元会計責任者・大久保隆規被告(50)との共謀を認めた調書も含まれ、任意性が否定された。石川被告の複数の調書も却下されたという。 検察側は、石川被告の供述調書15通、池田被告の調書21通、大久保被告の調書2通を証拠請求していた。
原発事故で政府・東電の誤った情報を垂れ流し、「原発記者クラブ」と化した新聞・テレビの報道の問題をめぐって東京新聞・中日新聞論説副主幹・長谷川幸洋氏とジャーナリスト・上杉隆氏が対談。上杉氏は「自由報道協会」の会見に小沢一郎・元民主党代表を呼ぶなどし、「仲がいい」などと噂されるが、果たしてどうなのか。本当に仲がいいのか。 * * * 上杉:記者クラブの記者たちは、僕が小沢一郎と仲がいいと思っているわけですよ。でも、僕、小沢さんと飯を食ったのは1回しかないですからね、しかも、15人のフリーの記者を集めたときだけ。 それがどうして自由報道協会(上杉氏らが立ち上げたフェアな報道の場を提供するための非営利組織)で会見するようになったかというと、それは、小沢さんの記者会見にずうっと通って、小沢さんの気に食わないこともがんがん聞いたわけですよ。 小沢事務所から「あの質問はないだろう」って電話も来たし、側近
民主党の小沢一郎元代表が、菅直人首相の露骨な居座りに焦りを募らせている。秋には自らの資金管理団体をめぐる政治資金規正法違反事件の公判が始まり、影響力は大幅に減退する公算が大きい。つまり首相を退陣に追い込むリミットは会期末の8月31日となる。次期代表選の有力候補に関する情報収集を着々と進める小沢氏はいかなる「復権プラン」を描いているのか-。(山本雄史) 「われわれが掲げた『国民の生活が第一』の精神を忘れているところに国民の不信感が募っている。原点に返り一生懸命努力すれば必ずまた支持を得られる。選挙があるとは思わないが、衆院は常在戦場だ!」 29日夕、小沢氏は都内で開かれた東祥三内閣府副大臣のパーティーでこうハッパをかけた。報道陣を前に発言したのは6月1日以来。解散権を振りかざす首相の姿を見て闘争心に再び火が付いたのか。その後、鳩山由紀夫前首相とも密会した。 「君たちの力で首相を追い詰めること
馬淵氏は会談後、記者団に「補佐官退任のあいさつだ。(小沢元代表からは)東京電力福島第一原子力発電所事故について、またいろいろ話を聞かせてくれと言われた。党代表選の話はしていない」と述べた。 馬淵氏は菅首相退陣後の党代表選出馬に含みを持たせているだけに、党内では「小沢元代表とのパイプ作りが狙いだろう」との観測も出ている。
印刷 関連トピックス検察審査会 小沢一郎・民主党元代表の資金管理団体「陸山会」の土地取引事件で、東京地裁(登石郁朗裁判長)は30日、衆院議員・石川知裕被告(38)と元秘書・池田光智被告(33)の捜査段階の自白調書の一部を証拠として採用しない決定をした。 自白調書を立証の柱に据える検察側は、7月20日に読み上げる予定の論告内容の再検討を迫られる。公判は8月22日に弁護側の最終弁論があって結審し、秋にも判決が言い渡される。 検察側が証拠請求していたのは、この2人が政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑を認めた内容を含む供述調書三十数通。無罪を主張する元秘書らの弁護側は、「調書は取り調べ検事の脅迫や誘導によってつくられた」と主張していた。
福島県内の保護者らでつくる市民団体「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」(中手聖一代表)などは30日、東京電力福島第一原発事故の影響調査で、福島市内の6~16歳の男女10人の尿を検査した結果、全員から微量の放射性物質が検出されたと発表した。最大値は、放射性セシウム134が8歳女児の尿1リットル当たり1・13ベクレル、同137は7歳男児の同1・30ベクレル。 中手代表は「通常、子どもの尿に放射性物質は含まれておらず、原発事故の影響は間違いない」としている。尿は5月下旬に採取し、フランスの放射線測定機関が検査した。
菅直人首相は30日夜、社会保障と税の一体改革最終案が正式決定したことに関し「大変大きな課題だから、私がどうこうというよりは党と党との間でしっかり準備してもらいたい」と官邸で記者団に語った。自らの退陣後を視野に与野党協議が進むことに期待感を示した発言とみられる。 最終案については「若い世代も社会保障の恩恵がずっと受けられるような制度になってもらいたい。持続可能な社会保障制度につながってほしい」強調した。
自民党に離党届を提出した浜田和幸参院議員を総務政務官に一本釣りした菅直人首相の政治手法に、仙谷由人官房副長官の堪忍袋の緒が切れた。引き抜きで民主、自民、公明3党の協調は崩れ、70日間延長した通常国会は10日近くも無駄になった-。仙谷氏が爆発させた怒りは、首相の想定以上に広がりつつあるようだ。(水内茂幸) 「まるで山伏内閣だ」 30日昼、国会内で開かれた前原誠司前外相のグループ(凌雲会)の会合。仙谷氏は内閣の一員であることを忘れたかのように、首相をなじった。独断で浜田氏を起用した首相のことを、周囲の声など聞こえない深いに山中に住む修験者に例えたかったのか、それとも「ほら吹き」とでも言いたかったようだ。 批判は浜田氏にも向けられた。「(浜田氏は)与野党交渉の妨げになる。政権の信頼にも関わる」。政権入りを決めたばかりの政務官をバッサリ切り捨てた。 政府・民主党の「学級崩壊」は急速に進んでいる。
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