このコラムについて 福島沖約20キロの海上で、世界初の本格的な浮体式洋上風力の実証研究事業が進んでいる。三菱重工業や日立製作所、ジャパンマリンユナイテッドなど日本代表する企業10社と東京大学が参加する「オールジャパン」のプロジェクトだ。事業は2期に分かれており、2014~2015年の第2期が完了すると、発電能力2メガワットの風車1基と7メガワットの風車2基が発電する巨大なウインドファームが出来上がる。2013年3月末、地元漁協との話し合いがようやくまとまり、現在は着々と建設が進む。この巨大プロジェクトを率いるのが、丸紅の福田知史・国内電力プロジェクト部・部長だ。9月に予定している第1期完成までの経過を、工事の進行に合わせて福田部長に“実況解説”してもらう。 記事一覧