読書法に関する本は数多く出版されています。最近も元MSKK社長の成毛眞氏が、新刊『本は10冊同時に読め!』を上梓されていました(三笠書房の書籍情報)。 タレコミ子が本業のIT関連の技術書を読む際、必要に応じてメモをとったり用語集を作ったりしているのですが、いまひとつ能率が上がりません。もちろん同時に10冊も読めません。 /.Jの諸氏に「これはオススメ」という効率的な読書法がありましたら、ぜひご教示ください。
2008年03月24日09:00 カテゴリLightweight Languages弾本 プログラマになりたいあなたへの手紙 - 日経ソフトウェア2008年5月号 日経ソフトウェア2008年05月号 日経ソフトウエア2008年5月号に、記事を書いたのでお報せします。 私が書いたのは、特集の「はじめてのプログラミング」の中の「プログラマになりたいあなたへの手紙」。これ、プログラマー新入生の歓迎の言葉であると同時に、五月病の特効薬にもなっています。 手紙を書いたのは、以下のみなさん(敬称略)。 プログラマに必要なたった一つの力 - 小飼弾 これからプログラミングを始める人へ - まつもとゆきひろ プログラマになりたいあなたへ - 天野仁史 あなたの不安こそ、最強の武器 - 結城浩 世界は、解かれるべき問題で満ちている - よしおかひろたか プログラムはメッセージ - 戀塚昭彦 自分もそこの一員
2008年03月24日03:30 カテゴリダイヤモンド書評/画評/品評 地価暗転 - 週刊ダイヤモンド2008.03.29 さすがに7回目ともなるとリズムがつかめてきたのだが、「そろそろだな」と思って来てないと思ったら、妻が開封してトイレのマガジンラックに入れていたorz。いくら我が家の雑誌の「ホームポジション」とはいえ、そうするのはこれを書いてからお願いします。 単刊購入リンクも一応。そろそろアフィリエイト化しないかなあ。 地価暗転 サブプライムローン問題がアメリカの土地バブル崩壊なら、土地バブル崩壊という点では日本もそうですよ、という警告記事。とはいえ、あおりほどには暗い記事には思われなかった。地価下落の記憶はまだ新鮮だし、合州国と違って金利が低止まりしているという点も大きいか。 海運大波乱 むしろ「バブル崩壊」でダメージが大きそうなのは、こちらかも知れない。船がらみの産業は、21世紀
2008年03月24日07:00 カテゴリ書評/画評/品評Art 思想の実践書 - 書評 - 3分間コーチ ディスカヴァー社より献本御礼。 3分間コーチ 伊藤守 勝間さんの著書総計100万部突破記念&祝賀パーティーで書評を確約させていただいたので。 本書「三分間コーチ」は、コーチ・トゥエンティワンの社長にして、本書の出版社であるディスカヴァー・トゥエンティワン会長である著者が著した、現在日本語で手に入る最もわかりやすいコーチング入門。 目次 - Discover: ショッピングカートより 第1章 この三分間が組織を変える! 1 二つの時間をつくる 2 三分間コーチは、コミュニケーションのプラットホームをつくる 3 実行されることの量とスピードが変わる 第2章 その瞬間をつかまえる 1 観察して、その瞬間をとらえる 2 仕事の流れに沿って、場面をとらえる 3 ニーズに沿って、場面をとらえる
2008年03月29日00:05 カテゴリ書評/画評/品評Money 客に近い者勝ち - 書評 - 「売れる仕組み」に革命が起きる 著者本人より献本御礼。 「売れる仕組み」に革命が起きる 石塚しのぶ 初出2008.03.24;販売開始まで掲載 しかもLAからの国際便で。 到着したのは11時ごろ。完全に寝ていたのだが、それで起こされた。むっとしつつ読んで目が完全にさめた。おかげで出稿寸前の「小飼弾のアルファギークに逢って来た」に「一行直しを!」という編集からの土壇場リクエストに間に合った。ありがとうございます。 本書〈「売れる仕組み」に革命が起きる〉は、LAでコンサルティング会社Dyna-Search, Inc.を興して25年の著者が、ここ数年に革命的に変わった「ものを売る」という行為を、合州国の推移を分析した上で、日本の読者にも役立つようにまとめたもの。 目次 - 書籍連動サイト:「売れる
2008年03月21日03:45 カテゴリ書評/画評/品評Psychoengineering 哲学の耐えられない軽さ - 書評 - 人権と国家 いただいたTBの中で本書が言及されていたので、久しぶりに読み返してみた。 人権と国家 Slavoj Zizek / 岡崎玲子訳 Enemy of the Sun - この箱庭の中で結局のところ、リベラルな経営者や資本家が説くグローバル資本主義の世界とは、一見それ自体が世界を横断する自由な思想に見えて、実は全く逆の、はっきりとした限界性を持った箱庭的な世界なのだと思う。本書「人権と国家」は、ジジェクを、「レイコ@チョート学校」で高校生デビューした「文系の英才」岡崎玲子がインタビューした記録と、ジジュク本人の論文とでなっている。 ではジジェクとは誰か?日本語版と英語版のWikipediaの紹介は微妙に異なっている。 スラヴォイ・ジジェク - Wikip
2008年03月21日19:00 カテゴリ弾本WEB+DB PRESS 04.15発売決定 - 小飼弾のアルファギークに逢って来た 小飼弾のアルファギークに逢ってきた 小飼弾 やっとここまでたどりつきました。 久々の単著「小飼弾のアルファギークに逢って来た」が、4月15日に発売されます。 ISBN:978-4-7741-3452-9 WEB+DB PRESS の連載、小飼弾のアルファギークに逢いたいを改訂増補した上に、きたみりゅうじさんによる特別インタビューを加えたものです。 なので単著というのは気が引けるのですが、一応著者は私ということになっております。インタビューに応じて下さったみなさん、ありがとうございました。 本書は「技術者本」ではありますが、「技術本」ではありません。むしろ技術者でない方にこそ読んでいただきたい一冊となっております。 「はじめに」より 本書の元となった連載が掲載さ
2008年03月22日02:00 カテゴリ書評/画評/品評翻訳/紹介 というわけで入ってみた - 書評 - 富裕層はなぜ、YUCASEE(ゆかし)に入るのか だいぶ前に買ったのだけど、書評は入会してから、あるいは入会を断られてからと決めていたので。 富裕層はなぜ、YUCASEE(ゆかし)に入るのか 高岡壮一郎 というわけで、昨日入会手続きが完了したので書評+サイト評。 本書「富裕層はなぜYUCASEE(ゆかし)に入るのか」は、富裕層向けSNS「ゆかし」を創った著者が、富裕層とは何であるかを解説すると同時に、富裕層たちの気持ちを代弁した本でもある。 YUCASEE(ゆかし) - 富裕層限定 プレミア・ネットワーキングサイト YUCASEE(ゆかし)は、純金融資産1億円以上の方だけが入会できるプライベートクラブ。富裕層の会員様が自然体で語り合える場です。オンラインで多くの方との出会いをお楽しみ
2008年03月22日07:00 カテゴリ書評/画評/品評SciTech 1969年の二大発明の一つ - 書評 - 747 ジャンボを作った男 日経BP出版局編集2部の岩田様より献本御礼。 747 ジャンボをつくった男 Joe Sutter / Jay P. Spenser / 堀千恵子訳 [原著:747: Creating the World's First Jumbo Jet and Other Adventures from a Life in Aviation] 1969年という年に生まれた二つの発明は、世界のありようを根底から変えた。 一つは、インターネット。あなたが今この記事をそこで読んでいるのは、それのおかげ。RFC 1 (rfc1) - Host Softwareが世に出たのは、同年4月7日だった。 そして、もう一つが、本書の主人公にして本書の著者の「娘」、ボーイング747
2008年03月23日03:45 カテゴリ書評/画評/品評Value 2.0 Boys & Girls, Be Selfish - 3年で辞めた若者はどこへ行ったのか 愉快、痛快。若者はこうでなくっちゃ。 3年で辞めた若者はどこへ行ったのか アウトサイダーの時代 城繁幸 前著「若者はなぜ3年で辞めるのか?」への見事な回答が、ここにある。老若男女を問わず、辞める者も辞めざる者も一読しておくべき快書だ。 本書「3年で辞めた若者はどこへ行ったのか」は、「若者はなぜ3年で辞めるのか?」で、若者の就職/離職問題に関する有力な論客として認知された著者が、今度はその問題に対する答えを方々に漁ってまとめた一冊。本書だけ読んでもかまわないが、前著とあわせて読むと曇りのち晴れの気分がよりいっそう引き立つ。 目次 - 筑摩書房 3年で辞めた若者はどこへ行ったのか ─アウトサイダーの時代 / 城 繁幸 著がしょぼ
2008年03月12日15:30 カテゴリ書評/画評/品評Art 岡野節ベスト - 書評 - 学校の勉強だけでは飯は食えない! こう書房編集長梶原様より献本御礼。 学校の勉強だけではメシは食えない! 岡野雅行 今までの岡野節の中では、文句無しに一番の出来。岡野雅行ファンなら必読。岡野雅行の本をまだ呼んだ事がない方は、他は忘れて本書を入手すべし。 本書「学校の勉強だけでは飯は食えない!」は、世界一の職人との呼び声も少なくない、職人岡野雅行が、43の質問にガチで答えた一冊。 目次 - こう書房 - 書籍詳細より 「人間関係のカラクリ」がわからないキミたちへ! 「自分の夢のかなえ方」がわからないキミたちへ! 「どんな仕事についたらよいか」がわからないキミたちへ! 「成功するためのプラスα」がわからないキミたちへ! 「アイデアの出し方」がわからないキミたちへ! 「人生の壁の乗り越え方」がわからない
2008年03月12日22:45 カテゴリTaxpayer 門倉onベーシック・インカム - 書評 - ワーキングプアは自己責任か 大和書房の三輪様より献本御礼。 ワーキングプアは自己責任か 門倉貴史 門倉貴史の本はすでに数多く書評してきたが、献本を受けたのは初めてのはず。 本書「ワーキングプアは自己責任か」は、同著者による「ワーキングプア」の事実上の続編。続編ではあるが、状況分析と提言は本書の方が詳しい。どちらかを入手すべきかといえば、こちらの方がいいだろう。 目次 - 大和書房 | 人文書 | ワーキングプアは自己責任かより はじめに 第1章 フリーター漂流時代の悲劇 第2章 諸外国でも増える絶望する若者たち 第3章 ワーキングプアから脱出できない現実 第4章 働きすぎで「心のワーキングプア」になる正社員 第5章 ワーキングプアの連鎖を断ち切るために おわりに 本書のコアとなる著者の問
2008年03月13日02:00 カテゴリ書評/画評/品評Art リストを集めてもリストにならない例 - 書評 - リストのチカラ 著者より献本御礼。 リストのチカラ 堀内浩二 実に役立つ本である。特に「リスト系」ブロガーは必携の一冊である。 反面教師として。 本書「リストのチカラ」は、リストを集めたリストの本であると同時に、リストの使い方、そして作り方を説いた「リスト指南本」である。いや、「リスト指南本」のゲラであるというべきか。 目次 - *ListFreak - リストフリーク:世の中の知恵やコツを「リスト」で共有するサイトになかったのでAmazonより はじめに 第一部 ── 珠玉のリスト集 第一章 まるごと覚えてしまいたいリスト 第二章 日々使いこなしたいリスト 第三章 月に一度は目を通しておきたいリスト 第四章 いざというときに頼りたいリスト 第五章 折に触れ、じっくりと読み返
2008年03月14日00:00 カテゴリ書評/画評/品評Lightweight Languages (use gauche); 書評 - プログラミングGauche ピンポーン。ベッドから飛び出してインターフォンへ「はい?」 プログラミングGauche Kahuaプロジェクト / 川合史朗監 初出2008.03.13; 販売開始まで更新予定 「SWQ便です」「むぁ、ふぁーい」 ピンポンピンポーン。およ、もう玄関だ。「今行きまーす」 「お荷物こちらになりまーす」ん、また献本か、え、オライリー?オライリー!もしや! ベリベリ「あ、やっぱり!!」「すみません、先にサインを」 失礼しました。というわけでオライリー矢野様より献本御礼。 本書「プログラミングGauche」は、文字通りGaucheプログラミングの本、でGaucheとは何かというと、Practical、つまり実践的なschemeの実装。
2008年03月14日18:30 カテゴリ書評/画評/品評 ペア書評 - 我慢するな!部下は堂々と叱れ/「バカ上司」その傾向と対策 〈我慢するな!部下は堂々と叱れ〉はグラフ社編集中村様より、〈「バカ上司」その傾向と対策〉は集英社新書編集部よりそれぞれ献本御礼。 我慢するな!部下は堂々と叱れ(左) 「バカ上司」その傾向と対策(右) 古川裕倫 同一著者ということでペア書評させていただくことにしたが、両書を並べて読むと感慨深い。これまた入手するなら両方入手すべしという二冊である。 どちらも古川裕倫の本であり、またどちらも主題は「上司」であるが、その上司が「主体」なのか「客体」なのかが、両書の一番の違いである。 〈我慢するな!部下は堂々と叱れ〉目次 - Amazonより 第1章 バカヤローと言って何が悪い 第2章 必ず向かい合って教えよ 第3章 やさしさを勘違いするな 第4章 職場・学校環境の変化
2008年03月16日22:00 カテゴリ書評/画評/品評Art 仕組むか仕組まれるか、それが問題 - 書評 - 「仕組み」仕事術 ディスカヴァー社一同より献本御礼。 「仕組み」仕事術 泉正人 Amazonで現在一位の本を今書評するまでもない、少し人気が落ちてから改めて、と思ったのだけど、干場社長の誕生日プレゼントの代わりならと思い立ち、仕組みにのせられることにする。 本書〈「仕組み」仕事術〉は、仕事において仕組みがいかに効果的であるかを説いた上で、実際に仕事を仕組み化していく方法を紹介した一冊。 Discover: ショッピングカートより はじめに PART_1 「仕組み」があなたの仕事を変える STAGE___01 なぜ「仕組み」が必要なのか STAGE___02 「仕組み」が必要な仕事と、そうでない仕事 STAGE___03 自分の仕事に「仕組み」をつくる STAGE___04 「仕
2008年03月17日04:30 カテゴリ書評/画評/品評Culture 大人はいつだってわかってくれない - 書評 - ケータイチルドレン ソフトバンククリエイティブ江頭様より献本御礼。 ケータイチルドレン 石野純也 1Fのマッサージ椅子に向うがてら、本書を郵便受けから引き出したのが02:50ごろというのは偶然か。そのマッサージ椅子にて読了。 ケータイを子に持たせる親、必読。 本書「ケータイチルドレン」は、現時点ではタイトルのケータイチルドレン、すなわちケータイを持った未成年たちの実情に迫った本としては、最もバランスの取れた一冊。前著「モバゲータウンがすごい理由」が「オトーサンのためのケータイビジネス入門」なら、本書は「オカーサンのためのケータイ世代白書」といったところか。 目次 - ソフトバンク クリエイティブの本:[SB新書]ケータイチルドレンより 1章:インターネットと常につながる
2008年03月17日22:20 カテゴリ書評/画評/品評Art JALもANAも買わんの? - 書評 - エアバスA380まるごと解説 本書を見てよだれが。 エアバスA380まるごと解説 秋本俊二 これに乗るためだけに旅行してみてもいいという気分にさせられる一冊だった。 本書「エアバスA380まるごと解説」は、747を抜いて世界最大の旅客機となった、エアバスA380だけで一冊という本。単に「世界最大の飛行機」としての特徴もさることながら、半分以上が「旅客機」、すなわち客を乗せて飛ぶ乗り物としてのレポートになっているところに本書の特徴がある。 目次 - Si新書『エアバスA380まるごと解説 ジャンボジェットを超えるオール2階建て巨人機の開発から就航まで』概要 (サイエンス・アイ新書Web)より抜粋 第1章 就航 王者は音もなく舞い上がった 〜07.10.25、A380世界初就航便密着ドキ
2008年03月18日01:00 カテゴリ書評/画評/品評Medicine Qはよし、Aがなあ - 書評 - みんなが知りたい男と女のカラダの秘密 とりあえずPALさんは必読! みんなが知りたい男と女のカラダの秘密 野口哲典 質問とフォーマットは素晴らしいのだけど、肝心の答えがなあ.... 本書「みんなが知りたい男と女のカラダの秘密」は、オトナの性教育FAQ集。思春期用の性教育の復習もあれば、比較的最近になって学説が出た、本当に大人用の質問もあれば、避妊の方法など実用的なものもある。まずは以下の目次をご覧いただきたい。 目次 - Si新書『みんなが知りたい男と女のカラダの秘密 セックスレスは問題なのか? 脳にも性別がある?』概要 (サイエンス・アイ新書Web)より 男と女の違いの秘密 男性と女性の違いとは? 男性器と女性器の違いは? どうやって男女の性別が決まるの? アダムはイブからつくら
2008年03月19日00:05 カテゴリ書評/画評/品評Art 苦くて美味い一冊 - 書評 - 日本の「食」は安すぎる 講談社経由で岡部敬史さんより献本御礼。 日本の「食」は安すぎる 山本謙治 初出2008.03.18;販売開始まで更新 苦い!しかし美味い! 今年読んだ新書の中では、最も美味い一冊だった。 本書〈日本の「食」は安すぎる〉は、食のblogger日本一、やまけんの出張食い倒れ日記のやまけんこと山本謙治が、現代日本の食の問題を文字通り食い倒した一冊。 目次 - BOOK倶楽部 日本の「食」は安すぎる 「無添加」で「日持ちする弁当」はあり得ないにないので手入力 はじめに 第1章 安すぎる「食」が偽装を引き起こす 第2章 「本物」に必要な適正価格 日本の漬物は安すぎる 日本の豆腐は安すぎる 日本の納豆は安すぎる 日本の伝統野菜は安すぎる 日本のネギは安すぎる 第3章 「庶民の味方」
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