![Amazon.co.jp: Digital Information Graphics: マットウールマン (著), Woolman,Matt (原名), 陽子,郷司 (翻訳): 本](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f1858590e5c660cd2d81427a68fd69508a389555/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fm.media-amazon.com%2Fimages%2FI%2F61DMCWCT5HL._SL500_.jpg)
ストーリー by hylom 2008年11月17日 14時09分 名著を日本語で読みたいという方はぜひ、 部門より 復刊ドットコムで「コミュニケーションの数学的理論」(C.E.シャノン, W.ヴィーヴァー著 ; 長谷川淳, 井上光洋訳)の復刊投票を行っている。 「コミュニケーションの数学的理論」は、情報理論の大家であるクロード・シャノン氏の代表的な著書で、情報伝達モデルや情報エントロピーといった理論に関するシャノン氏の論文をまとめたものになっており、今日の通信工学や情報工学の礎となった古典的情報理論のバイブルとも言えるものだ。 2008年10月16日現在で72票を獲得して、交渉開始へ後一息というところまできているかもしれない。興味がある方は復刊投票に参加して熱烈な復刊要望を語ってみてはいかがかな。
著者とは個人的なつきあいもあるし、よく本を贈ってもらうが、だからといってほめないのが当ブログの冷酷なところ。残念ながら、本書は「コモンズ」という基本コンセプトからして間違っている。 コモンズというと恰好いいが、日本語に訳すと入会地である。典型的には山林や漁場のように共同利用する資源で、経済学ではcommon pool resourcesとよぶ。これは排除不可能で競合的な資源のことで、「コモンズの悲劇」が起こることが知られている。しかしウェブは、この意味でのコモンズではない。情報は排除不可能だが非競合的だから、コモンズではなく公共財なのだ。この点は、セミナーでLessigにコメントし、彼も認めた。James LoveやWerbachなども、最近はpublic goodsという言葉を使っている。 コモンズというのは、著者が理想化するほど美しい世界ではない。むしろ前近代の日本では総有制という
2008年09月26日00:00 カテゴリ書評/画評/品評iTech コマンドラインユーザー必携 - 書評 - bashクックブック オライリー矢野様より、いつもどおり献本御礼。 bashクックブック Carl Albing / JP Vossen / Cameron Newham 株式会社クイープ訳 [原著:bash Cookbook] そういえば、これがなかった。 ある意味、(Perl|Python|Ruby)クックブックより重要とも言える、これが。 本書「bashクックブック」は、世界でも最も普及したshell、Bashのクックブックであると同時に、2008年現在における「デフォルトのコマンドライン環境」において、「あれをやるにはどうしたらよいか」、すなわち「CLIクックブック」としても機能するよう書かれた一冊。 本書の何がよいかといえば、何もかもBashでやろうとしていないこと。目
2008年05月18日11:00 カテゴリ書評/画評/品評iTech 教科書として書かれた一冊- 書評 - 例解Unixプログラミング教室 著者より献本御礼。 例解Unixプログラミング教室 冨永和人 / 権藤克彦 内容が「Unix/Linuxプログラミング 理論と実践」のだけど、こちらはこちらで良著。「Unix/Linuxプログラミング 理論と実践」がクックブック的なら、こちらは「リャマ本」的な一冊となっている。 本書「例解Unixプログラミング教室」は、UnixプログラムをCで書くための教科書を目指して書かれた一冊。 目次 - 例解UNIXプログラミング教室 - 書籍紹介【和書】 Pearson Education Japanより。 第1章 C の復習(1):マニュアルの読み方,エラー処理,構造体,共用体 第2章 C の復習(2):ポインタ,バイトオーダ,複雑な型 第3章 低水準入出力
2008年06月02日15:30 カテゴリ書評/画評/品評Value 2.0 書評 - 理系サラリーマン 専門家11人に「経済学」を聞く! 著者および編集者の連名で献本御礼。 理系サラリーマン 専門家11人に「経済学」を聞く! 平林純 なんというゴージャスな企画。 著者がうらやましい。これだけのメンバーから経済学の個人授業を受けて、授業料払うどころか印税もらえるなんて:-) まさに 404 Blog Not Found:これぞ真打ち - 書評 - ラクをしないと成果は出ない 83 「本格的に勉強したい」分野の仕事を引き受ける の実践例。 本書「理系サラリーマン 専門家11人に「経済学」を聞く!」は、hirax.netの中の人によるWeb連載、エンジニアのための経済学最適インストール/Tech総研を大幅加筆の上、書籍化したもの。 目次 - 手入力 はじめに 第1講 本当の成果主義って何ですか
2008年06月03日23:00 カテゴリ書評/画評/品評Lightweight Languages Ruby beyond Rails - 書評 - まるごとRuby! インプレス石橋様より献本御礼。 まるごと Ruby! Vol.1 [インプレスのページ] これはまた思い切ったなあ、というのが第一印象。 「まるごとPerl! Vol.1」や「まるごとJavaScript & Ajax! Vol.1」より、脱初心者度が一段高い。 私には絶好の難易度だったのだけど、想定読者のレベルが高すぎるのではないかと少し心配。 本書「まるごと Ruby! Vol.1」は、インプレスの「まるごと」シリーズの最新版。今までPHP, Perl, JavaScript (+ Ajax)と続いてきたこのシリーズは、確かに初心者卒業者向けのシリーズで、「ふつうの奴らの上を行く」((c) Paul Graham)ム
2008年06月04日23:30 カテゴリ書評/画評/品評Love The Boss of Her Own - 書評 - 言われた仕事はやるな! 献本いただいたもののはずなのだが、添え状も封筒も紛失してしまったようだ。献本下さった方に御礼と同時にお詫び申し上げる。 言われた仕事はやるな! 石黒不二代 isologue - by 磯崎哲也事務所: 「言われた仕事はやるな!」これはおもしろい! そして、こわい。 本書「言われた仕事はやるな!」は、ネットイヤーグループ株式会社のCEO、石黒不二代の自叙伝。 目次 - 朝日新聞出版 最新刊行物:新書:言われた仕事はやるな!になかったのでbooksデータベースより はじめに 第1章 起業はリスクの少ない「職業」である 第2章 たたきこまれた「自分の意思で生きろ」という考え方 第3章 そうだ、アメリカがあったんだ 第4章 スタンフォード大学は最も優秀な
たったの72パターンでこんなに話せる英会話 2008-05-18-1 [BookReview][English] ■味園真紀 / たったの72パターンでこんなに話せる英会話 「レバレッジ英語勉強法」[2008-05-11-4]の巻末で紹介されていた本。 曰く、 自分でつくった偏った言い回し20に、この本の言い回しをプラスすれば 普通の会話はほぼOK。中途半端に覚えるのではなく 完璧に脳に刷り込んでしまおう。「わかったつもり」にならず、 時おり、再チェックするといい。 ということで、まずはひととおりやりました。 目を通すだけなら非常に簡単すぎるレベルなのですが、 きちんと身につくか(無意識に使えるか)どうかは別問題。 簡単なことをくり返しやって、無意識にできるまでやるってのが、 勉強の王道ですね。なんとかします。
2008年05月11日13:30 カテゴリ書評/画評/品評 書評予定 - Future Files FUTURE FILES Richard Watson この紹介の仕方はちょっとひどい。 1950年〜2050年までになくなるものをまとめた『Extintion Timeline』 | IDEA*IDEA 昔あったよなぁ・・・的なものを2050年までまとめたチャートが興味深いです。もちろんあくまで予想ではありますが、「むむむ、そういうこともあるかもね」とついつい頷いてしまいそう・・・。 リンクするなら、原典の方にしときましょう。 で、こちらがその原典。 What’s Next: Top Trends ? Blog Archive ? Future Files: A History of the Next 50 Years I promised to create an ‘extinction
2008年05月13日15:00 カテゴリ書評/画評/品評SciTech 疑う者を信じよ - 書評 - 疑似科学入門 今まで読んだ中で、最も納得がいった対疑似科学本。 疑似科学入門 池内了 P. 177 他方、科学と縁を切って暮らせなくなった現代において、科学を盲信する人、科学に反対する人、科学に批判的な人、科学を疑う人、科学の裏をかこうとする人、科学のみに忠実であろうとする人などと、科学に対する反応も実にさまざまである。現代人は、好むと好まざるとにかかわらず、科学に対して何らかの態度表明が迫られていると言える こういう時代にあって、迷った時にすぐに取り出せるよう手元においておきたい一冊だ。 本書「疑似科学入門」は、「疑似科学に入門」するための本ではもちろんない。疑似科学の門がどのような姿をしていて、そしてそこに入らないようにするにはどうしたらよいかを解いた本である。 目次 - 岩波新書
2008年05月08日00:30 カテゴリ書評/画評/品評Culture オタク・イズ・アライヴ・アンド・キッキン - 書評 - 知られざる日本の恐竜文化 知られざる日本の恐竜文化 金子隆一 本書は、恐竜本ではない。「教竜オタク」を実例に展開されるオタク論である。 「オタク�はすでに死んでいる」の読者、必読。 あとがきによると、「知られざる日本の恐竜文化」の仮タイトルは「恐竜ビジネス」というものだったそうだ。そのこともあって、本書では古生物学と宇宙開発においては日本のサイエンスライターを代表する著者が、趣味としてのサイエンスではなくビジネスとしてのサイエンス、それもテクノロジーに直結する「儲かるサイエンス」ではなく、趣味の極北としての「好きなサイエンス」とビジネスの関係を書いた希有な一冊に仕上がっている。 目次 - BOOKデータベースより 第1章 経済的側面から見た恐竜文化 第2章 恐竜
2008年05月06日00:45 カテゴリ書評/画評/品評 住と職では不十分 - 書評 - 日本版スローシティ 学陽書房の村上氏より献本御礼。 日本版スローシティ 久繁哲之介 添え状によると、以下のentriesを見て献本下さったようである。 404 Blog Not Found:東京と地方、搾取者はどちら? 404 Blog Not Found:書評 - 農村(ムラ)の幸せ、都会(マチ)の幸せ こういう具体的なentriesが示された献本というのは、まず外れることがないが、本書も「当たり」であった。 本書「日本版スローシティ」は、日本においてスローシティ、すなわち「反ファスト風土 」的な街づくりをするにはどうしたらよいかを、実にさまざまな視点から考察した一冊。税込み2,625円と高めだが、この話題に興味がある人であれば充分元がとれるはずだ。 まえがき - まちづくりの考案者は、専門家から
2008年05月05日16:30 カテゴリ書評/画評/品評Money 4つ目以降に価値がある - 書評 - 会計のルールはこの3つしかない 洋泉社依田様より献本御礼。なぜか二冊も献本されてきた。 会計のルールはこの3つしかない 石川淳一 / 松本武洋 良著。「国語算数理科しごと」と、簿記の参考書のギャップをつなぐ位置に本書はある。本書をきっちり読み込めば、簿記三級なら受かるかも知れない。 のだけど、個人的には本書のスタイルにちょっと引っかかった。 本書「会計のルールはこの3つしかない」は、巷でかなり増えてきた、「会計の基礎」本のうちの一つ。 目次 洋泉社 | 会計のルールはこの3つしかないを増補 はじめに 会計のルールはたった3つだった 第一章 会計の基本原理と財務3表を理解する STEP0 金を出した人に分かりやすく報告する - 会計の目的 STEP1 稼ぐのにいくら遣ったか - 費用と
2008年05月09日22:00 カテゴリ書評/画評/品評Lightweight Languages 「Cクックブック」 - 書評 - Unix/Linuxプログラミング 理論と実践 アスキー改めアスキーメディアワークスの鈴木様より献本御礼。 Unix/Linuxプログラミング 理論と実践 Bruce Molay / 長尾高弘訳 C言語を通してUnix/Linuxの仕組みを学べる良著。Perl/Python/Rubyクックブックのレシピを、レシピを並べる(遅延学習的)のではなく、レシピの難易度順に並べ直して、実践を通して理論を学ぶことが出来るように仕立ててある。 本書「Unix/Linuxプログラミング理論と実践」では、以下の目次のとおり、実際のUnixコマンドを「再発明」することで仕組みを学んでいく。 目次 - Unix/Linuxプログラミング 理論と実践にないのでBooksデータベー
著者(ジェラルド・カーティス)はRIETIの客員研究員だったので、何度か話したことがある。本書のタイトルからもわかるように日本が好きで、日本語は完璧だった。「中選挙区制はワークしていた。それを壊した日本は、しばらく混沌とした状況が続くだろう」というのが彼の予想だった。たしかに、かつては官僚が政策を立案し、自民党の派閥が利害調整を行ない、「国対政治」で野党の主張も取り入れる非公式の調整メカニズムが、それなりにワークしていた。 しかし、この安定したシステムで甘やかされた万年野党が政策の競争をなくし、利益集団にバラマキを行なう政治が続いてきた。1993年に小沢一郎氏が仕掛けた政治改革の目的は社会党をつぶすことであり、その点では成功したと私は思うが、その後15年も混乱が続いているのは、著者の指摘した通りだ。その根本的な原因は、伝統的な調整メカニズムが崩壊したのに、それに代わるメカニズムができてい
ご存じ高橋洋一氏の、財務省への決別の辞。といっても、ありがちな暴露本ではなく、半分ぐらいは名著『財投改革の経済学』の一般向け解説だから、専門書を読むのがつらい人は、本書を読めばだいたいのことはわかる。あとの半分は彼の個人史で、酒の席で聞いた話に比べるとかなりおとなしいが、一般の人が読むと驚くような霞ヶ関の内情が書いてある。 ちょっと意外だったのは「大蔵官僚が数字に弱い」という指摘だ。著者が財投のファンドマネジャーになる前は、金利リスクもヘッジしないで、兆単位の穴があくような運用をしていたという。たしかに東大法学部卒で、経済学も会計も勉強していない人がやるのだから、そんなものかとも思うが、数百兆円の会計を「丼勘定」で運用していた実態にはあきれる。 著者が理財局にいたときやった資金運用部の解体(財投債の発行)によって、財投改革の「本丸」は終わっていた。一般には知られていないが、ここが実は最
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