「『三丁目の夕日』に感動したら韓国へ」への違和感 路地裏の雑踏は実生活の韓国ではない 長迫 厚樹(2008-03-31 15:00) このような雰囲気は、韓国の1つの側面に過ぎない=1月17日、ソウル・南大門市場(ロイター) 3月27日、関口治記者による「『三丁目の夕日』に感動したら韓国へ」という記事が掲載された。私も韓国に語学留学して1年半をすごしたことがあるだけに興味深く読んだ。しかし全面否定するわけではないが、言葉が分からない旅行者と実生活経験者の差であろうか、違和感を抱かずにはいられなかったのである。 この記事によると、訪れた場所はソウルの東大門市場のようである。おもにそこで見た風景、特に屋台での出来事を中心に書いておられる。それは実際に見たことであるから事実であろう。 関口記者の記事では、そこにある種のノスタルジーを求めているようである。だが、東大門市場や南大門市場のよう