生まれながらにして「リーダー」の素質を持っている人はまれだろう。この秋、4度目の宇宙飛行に飛び立ち、日本人初の国際宇宙ステーション(ISS)船長として、宇宙飛行士チームの指揮をとる若田光一でさえ、「自分はリーダーとして人の前に立つようなタイプではなかった」と言う。 ISSの船長と言えば、エリートぞろいの世界の宇宙飛行士約100人のトップに立つ存在だ。しかし、過去の記事で書いたように、宇宙飛行士選抜試験で選ばれたとき、若田は飛び抜けて高評価を得ていたわけではなかった。若田自身も「受験者は世界で活躍する科学者や技術者が多く、選ばれたときは『なぜ自分なのか』と思った」と語っている。 だが若田はその後、飛躍的な進化を遂げる。日本人で初めて、宇宙でロボットアーム操作や船外活動を担当できるNASA宇宙飛行士(ミッションスペシャリスト)の資格を取り、日本人で初めてNASA宇宙飛行士室のロボットアーム教官
藤圭子さんが自ら命を絶った。その出来事については、今もテレビのワイドショーや週刊誌などで「自殺の裏側」「隠された真実」などと称する記事が垂れ流されている。 藤圭子さんの自殺をめぐるテレビ報道の問題点については、前回の原稿で記した。 ここでは、その後に出た娘の宇多田ヒカルさんのコメントとそれをめぐる報道について書いてみたい。 宇多田ヒカルさんはブログに載せたコメントで、自分の母親が「精神障害」を持っていたことや家族として悩まされてきたことを告白している。 http://www.emimusic.jp/hikki/from_hikki/ 「彼女はとても長い間、精神の病に苦しめられていました。その性質上、本人の意志で治療を受けることは非常に難しく、家族としてどうしたらいいのか、何が彼女のために一番良いのか、ずっと悩んでいました。 幼い頃から、母の病気が進行していくのを見ていました。症状の悪化とと
8月22日、テレビ各社は昼ニュースから夕方ニュース、夜のニュースまで、歌手の藤圭子さんの転落死を伝えるニュースをトップ扱いで報道した。 こうしたテレビ報道の多くが、実は自殺に関する「国際的な報道のルール」ともいうべきガイドラインに違反している。ところが、このガイドライン、一般的にほとんど知られていないばかりか、肝心のメディア報道に携わる記者やデスクらもほとんど理解していない。このため、有名人が自殺するというニュースのたび、同じようなルール無視の報道が繰り返されている。 ■自殺に関する国際的なルールは・・・ 「国際ルール」というのは、国連の専門機関であるWHO・世界保健機関が定めた報道のガイドラインのことだ。 少し長くなるが、辛抱強くお付き合いいただきたい。 WHOの報道ガイドラインについては内閣府もホームページで日本語に翻訳した文章を掲示している。 報道ガイドライン「WHO 自殺予防 メデ
今月27日、国産の新型ロケット「イプシロン」の打ち上げが、予定時刻の直前に中止した原因はロケット側と地上側のコンピューターがデータをやりとりしようとした時間に僅かなずれがあったためで、このずれは、事前のリハーサルでも見落とされていたことが分かりました。 12年ぶりに開発された国産の新型ロケット「イプシロン」は、今月27日に鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられる予定でしたが、地上側のコンピューターがロケットの姿勢に異常を示すデータを誤って検知したため、打ち上げの19秒前に中止されました。 30日にJAXA=宇宙航空研究開発機構は会見を開き、この原因はロケットに搭載されたコンピューターが機体のデータを送り出した時間に比べて、地上側のコンピューターがデータを受け取ろうとした時間が0.07秒早すぎたためだったことを明らかにしました。このずれは、打ち上げの前に行われた手順を確認するリハーサ
いつまでもあなたとともに…… ボイジャーと縁の深い「富田倫生」さんが8月16日に逝去されました。ボイジャーと青空文庫の繋がりについては『青空文庫ものがたり』で触れられています。穏やかだった人柄を偲びつつ、これまでの足跡を辿りたいと思います。 新しい本をどうつくり、どう読むか(2004年東京国際ブックフェア) http://www.voyager.co.jp/salon/TIBF2004/Tomita_web/index.html “azur”とは何か(2005年東京国際ブックフェア) http://www.voyager.co.jp/salon/TIBF2005/tm_version/index.html 全書籍電子化計画と青空の本の夢(2006年東京国際ブックフェア) http://www.voyager.co.jp/salon/TIBF2006/tm_version/ 青空文庫 800
■金環皆既日食の概要と年表 右の写真は、2005年4月8日にパナマのペドレガルと言う街で撮影した極細金環日食です。 薄雲の影響で、太陽の光を吸収した光輪が多少太めに見えています。 実際に、この状態が継続した時間は1秒だけでした。これがもっと太陽と月の距離が微妙な日食になると、全周囲に渡って彩層か周囲が全てダイヤモンドリング状態となります。 以下、1986年~2067年までに地球上で見られる金環皆既日食地図とその年表です。 見られる場所 日 時 U T Saros サロスの状態 高度 時間 △T 皆既帯 アイスランド西方沖 1986年10月 3日 19:06:15 124 最後の金環皆既 5° 1秒 55 1km 大西洋・アフリカ 1987年 3月29日 12:49:47 129 最初の金環皆既 72° 8秒 55 5km 太平洋・パナマ 2005年 4月 8
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