メガロトンは確かに存在した。だがどんな姿をしていたのかは未だ明確にわかっていない。歯と脊椎の化石しか残されていないからだ。 メガロドンが史上最大の海の捕食動物だったことは間違いないだろう。だが、その脊椎を改めて検証したところ、想像以上に細長かったことが示されたのだ。 これまでメガロドンは、丸くてがっしりとしたホホジロザメと比べられることが多かったが、むしろアオザメに近い体型をしていた可能性があるという。 この意外な新事実は、メガロドンの生態やそれが当時の海に与えた影響について、これまでとは違う物語を伝えているかもしれない。 メガロトンの真実の姿は? 史上最大の海洋捕食動物とされるメガロドンは、体長は少なくとも15m、場合によっては20mを超える怪物のような姿で描かれることもある。 史上最大という点が強調されがちだが、じつはメガロドンの本当の大きさはよくわかっていない。なぜなら化石がほとんど