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ブックマーク / news.mynavi.jp (116)

  • いにしえのインターネットを今に伝えるアーカイブサイト6選 - MS-DOS時代のウイルスからアニメBBSの過去ログまで

    レポート いにしえのインターネットを今に伝えるアーカイブサイト6選 - MS-DOS時代のウイルスからアニメBBSの過去ログまで Twitterが長期間未使用になっているアカウントを削除する方針を発表したことで、多数の故人アカウントが消滅することが危惧されている。期限を設けずにすべてのデータを残しておくのが困難なのは明らかとはいえ、貴重なデータが失われることを危ぶむ声は多い。 これと同様に、ネットの古い遺産が削除されるケースは、ネットの歴史が長くなるとともにあちこちで目立つようになりつつある。こうした動きを受けて、資料を収集して再公開するアーカイブサイトも、各所で立ち上がるようになってきた。 こうしたアーカイブサイトでもっとも大規模なのはご存知「Internet Archive」だが、それ以外にも、特定のテーマに限定して収集、公開を行っているサイトは個人サイトも含めて数多く存在する。今回は

    いにしえのインターネットを今に伝えるアーカイブサイト6選 - MS-DOS時代のウイルスからアニメBBSの過去ログまで
  • シチズン「プロマスター」、オルカをモチーフにしたダイバーズが日本上陸

    シチズン時計のプロフェッショナルスポーツウオッチ「シチズン プロマスター」から、オルカ(和名:シャチ)をモチーフにした「メカニカル ダイバーズ200m」が発表された。3モデルをラインナップし、発売日は5月18日。価格はすべて66,000円。 シチズン プロマスター/エコ・ドライブ ダイバー200m(BN0230-04E) 今回、日で展開を開始するのは、オルカをデザインモチーフにしたダイバーズウオッチ。海外ではすでに販売されており、2022年度のグッドデザイン賞も受賞している。 BN0230-04E BN0231-01L BN0235-01E インデックスは、12時・奇数時にオルカが水面から顔を出したときのシルエットを、偶数時(12時を除く)に、オルカの体にある白い斑点をイメージした模様を採用。時分針は大きめで、夜光塗料を塗布して暗所での視認性を確保している。 BN0230-04E。逆回転

    シチズン「プロマスター」、オルカをモチーフにしたダイバーズが日本上陸
  • ispaceが民間初の月面着陸をまもなく実施へ! 結果は26日未明にも判明

    の宇宙スタートアップ企業「ispace」による月面着陸が、いよいよ4月26日未明に行われる。この世界初の民間月面着陸への挑戦を目前に控えた24日、同社は事前説明会を開催。着陸運用の詳細について、同社CTOの氏家亮氏がプレスからの質問に答えた。月面への降下は26日0時40分ころから開始し、その約1時間後に軟着陸する計画だ。 月面に着陸したランダーのイメージCG (C)ispace ispaceは、同社が初めて開発したランダーの打ち上げを、2022年12月11日に実施した。ランダーはその後、順調に飛行を続け、3月21日には、月を周回する楕円軌道への投入に成功。そこから遠月点の高度を下げる運用を2回行い、4月13日、高度約100kmの円軌道への投入が完了し、残るは着陸のみ、という段階まで来ていた。 着陸予定地点は、月の北半球にある「Mare Frigoris」だ。ランダーは26日0時40分こ

    ispaceが民間初の月面着陸をまもなく実施へ! 結果は26日未明にも判明
  • インド、無人スペースプレーンの自律着陸実験に成功 - 再使用ロケットに弾み

    インド宇宙研究機関(ISRO)は2023年4月2日、無人の有翼宇宙往還機(スペースプレーン)を自律飛行で着陸させる実験「RLV LEX」に成功したと発表した。 実験機はヘリコプターで上空から投下され、自らの判断で宇宙からの帰還を模擬するように飛行し、滑走路に着陸した。 ISROは再使用型ロケットの開発を目指しており、今回の成功で「夢が現実に一歩近づいた」としている。 自律飛行で滑走路に着陸するRLV LEXの実験機 (C) ISRO ISROによるスペースプレーン開発を目指したRLV LEX RLV LEXは「Reusable Launch Vehicle Autonomous Landing Mission」の略で、スペースプレーンの開発にとって必要となる、自律飛行による着陸技術を実証することを目的としたミッションである。 実験機は、米国のスペースシャトルを小さくしたような形状をしており

    インド、無人スペースプレーンの自律着陸実験に成功 - 再使用ロケットに弾み
  • 近未来テクノロジー見聞録(343) 【訂正あり】金属のような導電性と自己修復特性を持つ新素材を開発! そのメリットは?

    2023年3月9日、カーネギーメロン大学は、金属のような導電性と自己修復特性を持つ不思議な素材の開発に成功したと発表した。では、この不思議な素材が持つ強みどのようなものだろうか。今回は、こんな話題について紹介したいと思う。 このカタツムリロボットには、導電性と自己修復特性を兼ね備える導線が用いられている。この導線は、1度ハサミで切断されても、手動でくっつけることで導電性を回復するという(出所:カーネギーメロン大学) 金属のような導電性と自己修復特性を持つ素材とは カーネギーメロン大学のCarmel Majidi教授は、金属のような導電性と自己修復特性を持つ新素材の開発を発表した。ではこの新素材とは、いったいどのようなものだろうか。 実はこの素材、簡単に言えば液体金属を充填したオルガノゲルの複合材料だという。オルガノゲルとは、ゲルのなかでも有機溶媒をもつものを指す。この素材はとても不思議な性

    近未来テクノロジー見聞録(343) 【訂正あり】金属のような導電性と自己修復特性を持つ新素材を開発! そのメリットは?
  • 近未来テクノロジー見聞録(341) 透明なのに騒音と視線をシャットアウト! 「iwasemi RC-α」の凄さとは

    2023年2月15日、ピクシーダストテクノロジーズは、乃村工藝社のサポートのもと、ガラスのように透明でありながら人の声を吸音できる透明吸音材「iwasemi RC-α」を開発したと発表した。では、この透明吸音材とはどのようなもので、どのようなシーンで利活用できるのか。今回は、こんな話題について紹介したいと思う。 ピクシーダストテクノロジーズが開発した透明吸音材「iwasemi RC-α」をご存じだろうか(出所:ピクシーダストテクノロジーズ) 透明なのにプライバシーを守れる吸音材 勉強や仕事などの最中に周囲からの音で集中力をなくしてしまう経験や、聞かれたくない話や会議を行うことなど、音に敏感になった経験が誰しも1度はあるだろう。他にも、近所迷惑にならないよう我慢しているが、音量を制限せずに楽器の練習をしたい、大音量で音楽を聴きたい、などさまざまなニーズもある。このような課題に目を向けテクノロ

    近未来テクノロジー見聞録(341) 透明なのに騒音と視線をシャットアウト! 「iwasemi RC-α」の凄さとは
  • すばる望遠鏡、大気の揺らぎを高度補正することで新たな系外惑星の撮影に成功

    国立天文台およびアストロバイオロジーセンター(ABC)は、すばる望遠鏡に搭載した地球大気の揺らぎを高度に補正する超補償光学装置「SCExAO(スケックスエーオー)」を用いた観測から、新たな太陽系外惑星(系外惑星)「HIP 99770 b」の直接撮影に成功したことを発表した。 すばる望遠鏡の直接観測によって発見された系外惑星「HIP 99770 b」 (C)T. Currie/Subaru Telescope, UTSA 同成果は国立天文台 ハワイ観測所のThayne Currie(セイン・キュリー) 特別研究員、アストロバイオロジーセンター長の田村元秀 特任教授(国立天文台 特任教授/東京大学 大学院理学系研究科 天文学専攻 教授)、アストロバイオロジーセンターの葛原昌幸 特任助教、国立天文台の鵜山太智 特別研究員、国立天文台 ハワイ観測所の工藤智幸氏、国立天文台の西川淳 助教、同 林正彦

    すばる望遠鏡、大気の揺らぎを高度補正することで新たな系外惑星の撮影に成功
  • スマホ買い替えは平均4.4年、「壊れたから仕方なく」が多数を占める

    スマートフォン(携帯電話)の平均的な買い替えスパン(平均使用年数)は4.4年で、買い替え理由は「上位機種への移行」といった積極的な理由が減り、「故障したから」という消極的な理由が最多になった――。このような消費動向調査を内閣府が発表しました。 スマホが故障していなくても機能やデザインで魅力を感じる新機種が出たから買い替えたい、という人がじわじわ減りつつある。スマホの高性能化が進んだことや、値引き制限の導入が要因とみられる 内閣府が月次で発表している消費動向調査。最新の2023年3月分調査で主要耐久消費財の買い替え状況(2名以上の世帯)を見ると、携帯電話の平均使用年数は4.4年となっていました。肌感覚で「3~4年で買い替えるかな」と感じている人が多いと思いますが、平均するともう少し長い実態が分かりました。 過去の統計を見ると、20年前(2003年3月)の平均使用年数は2.2年でした。しかし、

    スマホ買い替えは平均4.4年、「壊れたから仕方なく」が多数を占める
  • さよならじゃないよね? ソニーロボ「poiq」の今後を開発者に聞いてきた

    ソニーのエンタテインメントロボット「poiq」(ポイック)の育成プロジェクト2022年4月にスタートして1年。声優の雨宮天さんが所長をつとめるYouTubeチャンネル連動企画「天ちゃんのpoiq研究所」も1周年を迎え、大勢の“研究員”が集う「poiq研究報告会」がソニー社で3月18日に行われました。 ソニーでpoiqを開発している、同社 事業開発プラットフォーム AIロボティクスビジネスグループ ソフトウェア設計部 担当部長の森田拓磨氏。手の中に収まっているのがpoiq 筆者も研究員のはしくれとしてイベントに参加。さらに、ソニーでpoiqの開発を担当する“中の人”にも、これまでの成果と今後の展望を聞いてきました。 poiq研究報告会がソニー社で開催された 大勢の“研究員”がリアル会場に初めて集結 ひと区切りを迎える「poiq育成プロジェクト」 ソニーのエンタテインメントロボット「po

    さよならじゃないよね? ソニーロボ「poiq」の今後を開発者に聞いてきた
  • セイコー 5スポーツ55周年、仮面ライダー1号とコラボした限定モデル

    セイコーウオッチのカジュアルウオッチブランド「セイコー 5スポーツ」は、2023年に誕生から55周年を迎えた。これを記念した『仮面ライダー』とのコラボレーションモデルが4月14日に登場する。価格は51,700円、世界限定4,000(うち国内550)。 <セイコー 5スポーツ>55周年記念 仮面ライダーコラボレーション限定モデル 特撮テレビドラマシリーズ『仮面ライダー』が放映されていた当時(1971年に放送開始)、発売されていた5スポーツは、作中で主人公の「郷猛(ほんごうたけし)」が通信機として着用していたという。今回のコラボレーションでは当時のモデルをオマージュし、仮面ライダー1号を思わせるつくりが随所に盛り込まれている。 『仮面ライダー』放映当時のモデル(左)、今回のコラボモデル(右) ダイヤルは、深みのあるグリーンと凹凸の質感で、仮面ライダーヘルメットのテクスチャーを再現している

    セイコー 5スポーツ55周年、仮面ライダー1号とコラボした限定モデル
  • まるで鉄のアート? ロイヤルエンフィールドのカスタムバイクに遭遇!

    長い歴史を持つオートバイブランドのロイヤルエンフィールドがカスタム車・バイクの祭典「ヨコハマホットロッドカスタムショー2022」(パシフィコ横浜で12月4日に開催)に初登場だ。展示した3台のカスタム車両は、いずれも独特な魅力を放つ個性的なバイクだった。 ロイヤルエンフィールドのカスタムバイクがカッコいい! ロイヤルエンフィールドのHPによれば、同社は1901年に世界最初のバイクを作った世界最古のオートバイブランドであるとのこと。これまでに数多くのカスタムバイクを製作してきており、以前からヨコハマホットロッドカスタムショーへの出展の機会をうかがっていたそうだ。 展示したのは「コンチネンタルGT650」をベースにカスタムビルダーが手がけた2台と、アメリカのフラットトラック選手権である「AFT」(アメリカン・フラット・トラック)で2勝しているファクトリーマシン1台の計3台だ。 カスタムマシンのベ

    まるで鉄のアート? ロイヤルエンフィールドのカスタムバイクに遭遇!
  • 「ナイスステップな研究者2022」に精鋭10人、多彩な分野で成果

    文部科学省科学技術・学術政策研究所(NISTEP、ナイステップ)は、科学技術イノベーションのさまざまな分野で活躍している研究者10人を「ナイスステップな研究者2022」に選定した。現代の課題に密接に関わる研究など多岐にわたる分野で、社会に成果を広く還元している人物を選んだという。 「ナイスステップな研究者2022」に選ばれた吉田慎哉氏の研究から。試作した「飲む体温計」と動作原理(吉田氏提供) 活躍が期待される若手研究者を中心に、AI人工知能技術の人文科学への応用研究、地熱資源の基礎研究や地域との関わり、噴火による津波の発生メカニズムの解明といった分野から選ばれている。 専門家約1700人への調査などにより、最近の活躍が注目される約250人の候補を抽出。研究実績に加え、人文・社会科学との融合などの新興・融合領域を含めた最先端の画期的な研究内容、産学連携・イノベーション、国際的な研究活動の

    「ナイスステップな研究者2022」に精鋭10人、多彩な分野で成果
  • 近未来テクノロジー見聞録(233) 木材由来のナノ繊維組織構造を簡便に再現できるナノ構造制御技術を開発!

    2022年10月27日、大阪大学産業科学研究所は、木材由来のナノ繊維を任意の配向状態で連続的に積層・固定することに成功したと発表した。同技術は、電気泳動堆積現象を用いた簡便かつ自由度の高いナノ構造制御技術だという。では、このナノ構造制御技術とはどのようなものだろうか。そしてどのようなことが期待されるのだろうか。今回は、こんな話題について紹介したいと思う。 「自然な不均質さ」を再現できるナノ構造制御技術とは? 大阪大学産業科学研究所の春日貴章助教らの研究グループは、木材由来のナノ繊維に電圧をかけることで、ナノ繊維を任意の配向状態で連続的に積層・固定することに成功した。 今回の研究で構造制御に使用された装置および電極上に堆積するナノ繊維のイメージ図(左)と、各配向状態で固定されたナノ繊維ハイドロゲルの外観および断面図(右)(出典:大阪大学産業科学研究所) 自然が作り出した生体由来の高度な組織構

    近未来テクノロジー見聞録(233) 木材由来のナノ繊維組織構造を簡便に再現できるナノ構造制御技術を開発!
  • 今年も絶好調のランボルギーニCEOに現状を聞く

    2022年も記録的な好業績を続けるランボルギーニ。同車の主力モデル「ウルス」は新型になったが、現時点での手ごたえは? フェラーリの新車「プロサングエ」登場の受け止めは? 同社CEOのステファン・ヴィンケルマンさんにオンラインで話を聞いた。 「ウルス ペルフォルマンテ」とランボルギーニCEOのステファン・ヴィンケルマンさん 「プロサングエ」はライバルではない? 2022年1~9月におけるランボルギーニの販売台数は7,430台。昨年同期比8%の増加で、日は26%の伸び率だったという。9カ月の売上高は19.3億ユーロ(前年同期比30.1%増)、営業利益は5.7億ユーロ(同68.5%増)。売上と台数は通年で過去最高を狙える水準だ。 全モデルのうち最も販売台数が伸びたのは「ウラカン」の2,378台(11%増)。スーパーSUVの「ウルス」は4,834台(7%増)だった。V12エンジン搭載の「アヴェン

    今年も絶好調のランボルギーニCEOに現状を聞く
  • 小惑星「リュウグウ」の故郷は天王星・海王星領域の可能性、北大などの研究成果

    北海道大学(北大)、東京工業大学(東工大)、東京大学(東大)の3者は10月21日、Cb型小惑星「リュウグウ」と「イヴナ型炭素質隕石」(CI)の類似性を明らかにし、両者は天王星・海王星領域で生まれた可能性が高いことを明らかにしたと発表した。 同成果は、北大大学院 理学研究院の圦尚義教授、東工大 理学院地球惑星科学系の横山哲也教授、東大大学院 理学系研究科の橘省吾教授を中心とする国内外の50を超える大学・研究機関の90名以上の研究者が参加した国際共同研究チームによるもの。詳細は、米国科学振興協会が刊行する「Science」系のオープンアクセスジャーナル「Science Advances」に掲載された。 小惑星も多種多様で、サブカテゴリーも含めると、何種類にも分類される。特徴が異なるということは、約46億年前に誕生した際、太陽からの距離が異なる(=温度が異なる)など、条件の異なる場所で誕生した

    小惑星「リュウグウ」の故郷は天王星・海王星領域の可能性、北大などの研究成果
  • ヤマハの次世代電動操船システム「HARMO」搭載艇に試乗してきた

    ヤマハ発動機は22日、マリン商材の新製品体験会を実施。大型船外機の需要が活況な欧州市場にて今年(2022年)春より販売している次世代電動操船システム「HARMO(ハルモ)」搭載艇について、国内のメディアにも初めて試乗機会をもうけた。 ヤマハ発動機の次世代電動操船システム「HARMO」とは? マリン事業が絶好調 昨今のコロナ禍により、グローバルの先進各国では"ステイケーション需要"が継続している。旅行やイベントは中止になりうるが、ボーティングなら近場でファミリーや仲間と楽しめる――。こうしたトレンドを受けて、ヤマハ発動機では船外機やボートの販売数が増加中。2022年の上期業績も、前年比で増収増益を達成したという。 同社 マリン事業部長の臼井博文氏は「US・欧州などの先進国には2020年7月から新操船システム『Helm Master EX(ヘルムマスターEX)』を、そして欧州では今春より電動

    ヤマハの次世代電動操船システム「HARMO」搭載艇に試乗してきた
  • 東工大ELSI、隕石の「水のパラドックス」を解決する化学プロセスを発見

    東京工業大学(東工大)は9月7日、水質変成を経験した炭素質コンドライト隕石中のアミノ酸存在度が非常に低いという謎を説明できる化学プロセスを発見したと発表した。 同成果は、東工大 地球生命研究所(ELSI)のYamei Li特任助教、関根康人所長(主任研究者/教授)、同・黒川宏之特任准教授、同・中野祐子氏、米・レンセラー工科大学のクリスティン・ジョンソン=フィン氏(研究当時・ELSI研究員)、海洋研究開発機構 超先鋭研究開発部門 超先鋭研究開発プログラムの北台紀夫副主任研究員らの研究チームによるもの。詳細は、英オンライン科学誌「Nature Communications」に掲載された。 C型小惑星を母天体とすると考えられている炭素質コンドライト隕石は、太陽系においても最も始原的な物質の1つであり、アミノ酸などのさまざまな有機物(炭素)を普遍的に含んでいる。こうした隕石によって有機物が地球にも

    東工大ELSI、隕石の「水のパラドックス」を解決する化学プロセスを発見
  • 近未来テクノロジー見聞録(191) NASAが木星や土星の衛星の海底を目指す小型水中探査機「SWIM」を発表

    NASAのJPL(Jet Propulsion Laboratory)は、小型の水中探査機「SWIM」の開発について発表した。では、なぜNASAは、宇宙探査機ではなく小型の水中探査機を開発しようとしているのだろうか。今回は、そんな話題について触れたいと思う。 NASAの小型水中探査機「SWIM」とは? NASAは、小型の水中探査機「SWIM(Sensing with Independent Micro-swimmers)」の開発を発表。このSWIMという呼称は、小型水中探査機の名称というよりは、プロジェクト名称として使われているようだ。 では、なぜNASAが宇宙ではなく小型の水中の探査機の開発を手掛けるのだろうか。その理由は、惑星の地下の海での生命体の手がかりを得るためだ。たとえば、木星の衛星エウロパや土星の衛星エンケラドゥスの氷殻の下の水中で探査を行い、生命の手がかりを見つけるのが目的な

    近未来テクノロジー見聞録(191) NASAが木星や土星の衛星の海底を目指す小型水中探査機「SWIM」を発表
  • 東大など、赤色矮星のハビタブルゾーン内を公転するスーパーアースを発見

    東京大学(東大)、アストロバイオロジーセンター(ABC)、国立天文台(NAOJ)の3者は9月7日、太陽系から約100光年の距離にある赤色矮星「LP890-9(別名:TOI-4306、SPECULOOS-2)」の周囲に2つのスーパーアースを発見したことを発表した。 同成果は、東大大学院 総合文化研究科 広域科学専攻・附属先進科学研究機構の成田憲保教授、同・広域科学専攻の渡辺紀治特任研究員、ABCの平野照幸助教、東大大学院 総合文化研究科 広域科学専攻・附属先進科学研究機構の福井暁彦特任助教ら日人研究者も15人以上が参加する国際共同研究チームによるもの。詳細は、天文学と天体物理学を扱う学術誌「Astronomy & Astrophysics」に掲載された。 存在が確認された系外惑星の数は2022年3月に5000個を突破し、現在もNASAの科学衛星「TESS」による、トランジットを用いた全天で

    東大など、赤色矮星のハビタブルゾーン内を公転するスーパーアースを発見
  • 人工衛星画像データから何がわかるのか? - 前編 - 衛星データの解析が生み出す新しいビジネスチャンス(1)

    世界気象機関(WMO)のOSCAR(Observing Systems Capability Analysis)と呼ばれる地球観測を目的とした人工衛星の統計情報によると、2020年時点で機能している地球観測用の人工衛星は100種類以上あり、その打ち上げ数は年々増加している。 近年、人工衛星の開発・打ち上げ・運用は、政府や研究機関が主導するだけではなく、民間企業が参入しつつある。この流れも地球観測を目的とした人工衛星増加の一因である。今や人工衛星に関連する開発や技術は、政府、研究機関のものだけでなく、誰の手にも届くような技術になってきており、こういった技術やデータを活用したビジネスが多くの注目を集めている。 私はOrbital Insightにおいて、人工衛星画像の解析やサービス開発に従事し、ビジネスでの活用を支援している。この経験から、主要な人工衛星データの種類と特徴、ビジネス活用事例、関

    人工衛星画像データから何がわかるのか? - 前編 - 衛星データの解析が生み出す新しいビジネスチャンス(1)