女優・能年玲奈主演のNHK連続テレビ小説『あまちゃん』(月~土 前8:00 総合ほか)でも頻繁に登場する伝統料理「まめぶ汁」。「甘いんだかしょっぱいんだか…」「ピンとこない」など、ドラマ内で面白おかしく紹介されているこの料理の味が気になる人も多いはず。7月上旬からはまめぶ汁を手軽に楽しめるレトルト商品も登場したが、すぐさま話題となり早くも品薄状態になっているという。 ◆じぇじぇ! 地元発の「レトルトまめぶ汁」が予想以上の売れ行き “まめぶ汁初”のレトルト商品『久慈まめぶ汁』(税込525円)を発売したのは、久慈市内で水産加工業を営む小袖屋。B1グランプリにも出展しているまめぶ汁の普及団体「久慈まめぶ部屋」と共同開発したもので、久慈市内では6月30日から、Webも含めた本格販売は7月1日から開始した。 これまで地元紙やSNSでの紹介がメインだったが、クチコミで情報が広がり、「初動としては予想以
久慈市長内町の水産加工品販売業小袖屋(野田一夫社長)は久慈市山形町の郷土料理「まめぶ汁」のレトルト商品を開発し、売り出す。地域おこし団体「久慈まめぶ部屋」(小笠原巨樹部屋頭)が全面協力し、初めて「レトルトまめぶ汁」を商品化。震災で全壊し、復旧した工場で生産する。関係者は、手軽に味わえる新商品で伝統の味を普及拡大させたいと意気込んでいる。 レトルトまめぶ汁はクルミと黒砂糖入り団子「まめぶ」のパックと、野菜や焼き豆腐など具が入ったスープのパックに分かれ、家庭で温めて簡単に食べることができる。 「久慈まめぶ汁」の商品名で、パッケージには久慈まめぶ部屋の活動や料理の由来などを記載。同部屋が2年連続出展しているB―1グランプリの公認も受けており、7月上旬の販売を目指している。 工場で働く地元の女性たちを中心に開発を進めたが、団子がふやけたり黒砂糖が生地に染み込んだりと一苦労。「まめぶが夢に出てくる」
久慈市山形町荷軽部地区で弁当販売などを行っているまめぶの家(谷地ユワノ代表)で、まめぶ作りが盛んに行われている。NHKの連続テレビ小説「あまちゃん」で取り上げられ、市内外から注文が急増。すべて手作りのため生産が追いつかず、ゴールデンウイークもてんてこ舞いだ。 まめぶは市内の宿泊施設や飲食店で提供されるほか、道の駅などで冷凍状態の団子が販売されている。 ドラマでは登場人物の得意料理として紹介され、放送が始まった4月から、飲食店からの注文がぐんと増えた。一度に500個、千個というまとまった発注もあるという。 まめぶの家のメンバーの女性(35)は「大量生産ができず大変だけど、自分たちが郷土料理として食べていたものが全国区になってうれしい」と話し、一つ一つ心を込めまめぶ作りに精を出す。 【写真=黒砂糖とクルミ入りの団子「まめぶ」を丸める地域の女性たち=久慈市山形町】
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