衆院茨城3区選出の民主党の小泉俊明国土交通政務官が、茨城県内で独自に測定した放射線量を自身のホームページ(HP)で公表し、9市町村の小中学校などにファクスで「子どもを外で長時間遊ばせないように」などと呼び掛けていたことが12日、分かった。結果は屋外活動を制限する基準として国が定めた毎時3・8マイクロシーベルトを大きく下回ったが、HPを見た市民らから問い合わせが殺到している。 取手市の藤井信吾市長は12日、9市町村長の連名で、見解などを問う質問書を小泉政務官らに提出。子どもに関する注意のほか、マスク着用を呼び掛けたファクスの内容について、国の方針に基づく対応策なのかなどを問いただしている。小泉政務官は12日の記者会見で、政府としての公式見解ではないとの考えを示した上で「混乱を招き、皆さまにおわびする」と述べた。