「2年間で終わった」と言っていいのか、「2年間続いた」と言ったほうが正確なのか。1993年にスタートし、大きな関心を呼んだJリーグの熱狂は、2年目の94年シーズンが始まっても冷めるところを知らなかった。チケットの大半は前売りであっという間に売り切れ、スタジアムはどこも満員だった。 しかし、3年目の95年になると空席が目立ちはじめ、急降下が始まった。初年度の10クラブから毎年2クラブずつ増え、95年には14クラブ。「増えすぎて覚えきれない」というファンの声。「取材しきれないし、載せきれない」というメディアの声。だがJリーグは足を止めなかった……。 Jリーグの初代事務局長、広報室長、理事、常務理事などの立場で2012年3月までリーグ運営に当たってきた佐々木一樹さんに聞く「Jリーグ20年の裏面史」第4回はブームが終わるなか、「拡大」を止めなかった1990年代について。 「1993年にJリーグ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く