陸上自衛隊が導入する新型輸送機オスプレイについて、小野寺五典防衛相は28日、訪問先の東京・小笠原村で「急患輸送を速やかにできる態勢を作っていきたい」と述べ、小笠原からオスプレイで急患を運ぶ方針を明らかにした。利用のために機体を周辺で待機させることを検討していて、防衛省関係者によると、千葉県の木更津駐屯地などが候補に挙がっている。 小野寺氏はこの日、急患搬送への導入を要望している小笠原村の父島に米海兵隊のオスプレイで訪れた。小野寺氏によると、同行した在沖縄米軍トップのウィスラー第3海兵遠征軍司令官に陸自オスプレイの佐賀空港への配備方針を説明し、米軍オスプレイの佐賀空港の活用を要請したという。 小笠原の父島や母島には滑走路がなく、海上自衛隊の飛行艇やヘリコプターを急患搬送に使っている。村役場であった村長らとの会合で、小野寺氏は「オスプレイは小笠原と本土を2~3時間でダイレクトに結べ、病院のヘリ
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