東京宣言の署名後に握手する安倍首相(右)とインドのモディ首相(1日午後7時26分、東京・元赤坂の迎賓館で)=代表撮影 安倍首相は1日、東京・元赤坂の迎賓館で、来日中のインドのモディ首相と会談し、今後5年間でインドに対し、政府開発援助(ODA)を含む約3・5兆円の投融資を行う方針を表明した。 台頭する中国を念頭に、海上自衛隊とインド海軍の共同訓練の定例化や、外務、防衛当局の次官級協議の閣僚級協議(2プラス2)への格上げを検討することでも一致した。 両首脳は、これら経済と安全保障の両分野を中心とした新たな2国間関係の構築を目指す共同文書「日印特別戦略的パートナーシップに関する東京宣言」に署名した。 首脳会談で、安倍首相は5月に就任したモディ氏が、主要国で最初に日本を訪問したことに感謝の意を表明。モディ氏は「インドの『ルック・イースト政策』(東方政策)で、日本を中心的な位置づけにした表れだ」と応