【モスクワ=田村雄】ロシアのプーチン政権を批判するネムツォフ元第1副首相が2月27日に射殺された事件で、ロイター通信によると、ウクライナのポロシェンコ大統領は28日、地元テレビで、ネムツォフ氏から数週間前、ロシア軍がウクライナ東部に介入していることを示す「説得力ある証拠を暴露する」と伝えられたと明らかにし、「暴露を恐れた者が殺した」と語った。 ウクライナ情勢を巡る批判の「口封じ」を狙った犯行との見方を示したもので、ロシアの野党勢力は政権と対立する有力者を抹殺した「政治的殺人」と主張する。 一方、インターファクス通信によると、ロシアの捜査委員会は28日、〈1〉国内を不安定化させる扇動〈2〉イスラム過激派の犯行〈3〉ウクライナの過激派の犯行〈4〉ビジネス上のトラブル――の可能性を指摘した。捜査委員会はプーチン大統領に直属する機関だ。
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