文谷数重(軍事専門誌ライター) 【まとめ】 ・防衛省、世界水準の国産戦闘機を開発計画。 ・技術、費用、価値の面で開発は実現困難。 ・新型コロナ禍で国産開発は放棄か。 防衛省は国産戦闘機の開発を進めようとしている。世界水準のステルス戦闘機を国内開発する。それによりF-2戦闘機を更新する。公式にはその体裁を維持している。 だが、新戦闘機開発の先行きは怪しい。世界水準の戦闘機を本当に開発できるか。開発・調達費用は現実的な範囲に収まるか。F-35との使い分けも成り立つのか。そのような問題がある。 この国産開発はコロナ禍により放棄されるのではないか? 防衛予算で最初に整理されうる事業だからだ。当座の間、国家予算は社会保障が最優先となる。安全保障は圧縮される。特に防衛費のうち装備調達は大幅縮小される。そこにおいて新戦闘機開発は真っ先に中止される内容である。 ▲画像 JL-9練習機 本格戦闘機を目指す以
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