英スコットランド・モシュリンにあるケイズカーリングの工場で仕上げを待つカーリングのストーン(2022年1月26日撮影)。(c)ANDY BUCHANAN / AFP 【2月6日 AFP】英スコットランド南西部の港湾都市エアー(Ayr)近郊の工場で、ジェームズ・ワイリー(James Wyllie)氏(72)は慎重にストーン(石)を持ち上げ、その表面をなでた。後ろでは、よく使い込まれたドリルや研磨機が音を立てている。 重さ約18キロのストーンは、スコットランド本土から西へ16キロほど離れたところにぽつんとある火山島、アルサクレイグ(Ailsa Craig)島で採石される花こう岩でできている。 カーリング競技の発祥は約500年前、スコットランドの池や湖の氷上で競われたことが始まりとされている。 ワイリー氏は1851年からカーリング用のストーンを製造している企業、ケイズカーリング(Kays Cur