米空軍特殊作戦司令部(AFSOC)は、垂直離着陸輸送機CV-22「オスプレイ」について、クラッチの不具合を理由に全機を飛行停止にしている。防衛専門誌「Breaking Defense」など米国の複数のメディアが伝えた。報道によると、AFSOCは現地時間8月16日に、所属する全52機の飛行を停止した。 CV-22は、ロールス・ロイス(旧アリソン・エンジン)製ターボシャフトエンジンAE1107Cを2基搭載。Breaking Defenseなどによると、2基のうち1基とプロペラローターをつなぐギアボックス内のクラッチに不具合が出ており、過去6週間以内に2件、2017年以降ではこの2件を含めて計4件の安全上の問題が起きているという。 AFSOCはこの問題を「ハード・クラッチ・エンゲージメント」と呼んでおり、ローターのギアボックスとエンジンをつなぐクラッチが滑り、その後強く引っ掛かることで航空機が傾