6月16~17日にかけて決勝レースが行われたル・マン24時間レースで、アウディ・ワークス(メーカー自身が運営するチーム)が1~3位を独占し、「ハイブリッド動力車両によるル・マン初制覇」という記録を手にした。 このレースに、総合優勝を争うレベルでハイブリッド動力のマシンが出場したのは今年が初めて。しかもトヨタ自動車が13年ぶりにハイブリッド動力システムとマシンの両方を開発して参戦したもののリタイア(途中棄権)に終わった、ということもあって、普段はモータースポーツにはほとんど目を向けない日本のメガメディアの中にも断片的に扱ったところが少なくなかった。 その多くが、「日本はハイブリッド技術では世界をリードしているのに、優勝はアウディ」という話の流れに収めたものだった。私のところにもコメントの依頼があったので、ごく簡単に「日本車の技術は今・・・」という話はしたのだが、短い映像紹介の中では「定説を疑
思えば2008年、壮大な夢とはち切れそうな希望を胸に、今までの童夢では考えられないほどの巨額な予算(それでも、AUDIなどに比べれば微々たるものですが)を投じて童夢S102を開発して臨んだルマン24時間レースですが、その後、その夢と希望はあっけなく霧散してしまい、それから童夢S102は、しばらく惰眠をむさぼる事を余儀なくされていました。 童夢本社のロビーに展示されている童夢S102は何も語りませんが、見る度に、何でこいつが何時までもここに鎮座していないといけないのだ?と、世界でもトップレベルの性能を誇ると自負している童夢S102が、心臓部もカラのまま、抜け殻のように置きざりにされている姿に大いなる違和感を覚えつつ3年間が過ぎました。 なぜこの3年間のブランクが生じてしまったかについては、また、将来においてお話しできるチャンスもあるかと思いますが、そんなことはさておき、この童夢S102にとっ
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