3317人。J2カマタマーレ讃岐の今季ホーム戦の平均入場者は全22クラブの中で最下位となった。「なかなか仲間が増えないよね」。地元のJクラブを応援するという機運が高まらないことを憂慮するサポーターからはこんな声が聞こえてくる。 チームの人気が興行面に直結する観点を踏まえれば、人気面でもJリーグの先輩クラブに遅れを取る形で昇格1年目を終えたととれる。 ■未来の指標 この結果は一見、ネガティブに映るが、クラブの未来が明るくなる可能性をはらんでいる指標とも言える。 JFLに在籍した昨季の平均は3125人で、Jリーグの恩恵を受けた今季は約200人の微増にとどまった。ここで注目したいのが、チームへの関心度を示す有料入場者数。昨季は平均3千人のJ2入会基準をクリアするため、多くの無料券を配って集客した一方、今季はフロントの方針として、収入源の柱の一つである入場料収入を増やそうと、無料券の配布を極力、抑
中学生以上が対象の西讃地域で初となる女子サッカーチーム「観音寺LuceFC(ルーチェフットボールクラブ)」が香川県観音寺市に発足した。現在、中高生に加え、社会人の選手も募集中で、4月から本格始動する。好きなサッカーを女子が生涯を通して楽しめる地域づくりを目指し、将来的には「わがまちから『なでしこリーグ』入りを狙いたい」と意気込んでいる。 Luceは、スポーツを通じた地域振興に取り組むNPO法人北四国スポーツクラブ(同市)が主体となり設立。同市サッカー連盟の協力やスポーツ少年団の指導者らの支援も受ける。 同市内には小学生の女子チームがあるが、中学校は部活動がなく、サッカーをやりたい女子生徒は中讃のチームに入団するなどしていた。そこで女子が中学から社会人までプレーできる環境を整え、競技人口を増やすことで地域活性化にもつなげようと、Luce設立を企画。担当者は「教室やイベントなども開き、地域から
Jリーグは26日、東京都内で理事会を開き、来年からJ2の下部に新リーグとなる「J3(仮称)」を創設することを決めた。日本フットボールリーグ(JFL)や地域リーグから参加を募り、今夏までに申請クラブを審査する。10クラブ程度の編成が見込まれている。 J3への参加は、Jリーグ準加盟が前提条件となる。Jリーグ加盟に必要なクラブライセンス制度は適用せず、それに準じた参加要件を設ける。大東和美チェアマンは「(J2からの降格を含め)10クラブくらいになると個人的には想定している」と述べた。 リーグ関係者によると、理事会で承認された参加要件は(1)ホームスタジアムの収容人数は原則5千人(2)プロ契約選手は3人以上(3)監督はJリーグの監督を務めるための指導者資格として必要な公認S級コーチ認定者―など。全容は3月6日に発表する。 新リーグはプロ志向ではない企業チームとJリーグ入りを目指すクラブが混在する現
カマタマーレ讃岐がクラブライセンスの交付申請を取り下げた。Jリーグ昇格を旗印とするクラブが自ら可能性を消し去る行為。チームの戦績が芳しくないとはいえ、可能性がわずかでも残る今、自ら幕引きする必要はない。 【→参照記事】 Jリーグは先日、申請した全42クラブに「条件付き」も含めてライセンスを交付する方針を示した。カマタマーレの結果は明らかでないものの、この時期の決断には疑問を抱くばかりだ。 もし審査の結果が「不合格」であるなら、甘んじて受け入れるべき。その理由が今後のクラブを成長させる糧となるはずだ。「条件付き合格」ならチームの可能性が続く限り最大限努力するのが本筋だろう。 クラブは今回のライセンス審査の過程で資金面を中心に数々の課題を指摘された。だが、住谷幸伸社長は会見などで「条件は突破できる」「全力を尽くす」と強調してきただけに、見通しが甘かったと言わざるを得ない。 今回の決断に際し、来
Jリーグは12日、東京都内で臨時理事会を開き、ともにJリーグ準加盟で、今季のJFLで成績面の条件となる4位以内を満たした3位の町田ゼルビア(東京)と4位の松本山雅(長野)の入会を正式承認した。両チームは来季からJ2に参入する。松本山雅にはことし8月に34歳で急逝した元日本代表の松田直樹さんが所属していた。11位に終わったカマタマーレ讃岐の入会は認められなかった。来季J2は22チームとなり、J1の18チームと合わせてJリーグは2008年に設定した合計40チームの目標を達成した。来季からはJ2とJFLの入れ替え制度を導入する方針で、来年1月の日本サッカー協会理事会で実施方式などが決まる見通しとなっている。また、理事会では今季J2上位3チームのFC東京、鳥栖、札幌のJ1昇格を正式に認めた。 「戦力不足が顕著」 住谷社長 無念さにじます Jリーグ入会見送りの理事会決定を受け、カマタマーレ讃岐の住谷
カマタマーレ讃岐の住谷幸伸社長は13日、Jリーグ入会審査で不安視されていたクラブの収入について、基準額に到達したことを明らかにした。同日の試合前に報道陣の取材に応じ、「いろいろな支援、協力のおかげで数字の面はクリアすることができた。皆さんに感謝したい」と述べた。 12日に収入を示す資料をJリーグ事務局へ送付しており、15日の同理事会で入会の可否が審議される見通し。手応えについては、住谷社長は「まったく分からない。ただ数字をクリアしただけであり、あとはさまざまな要素を含めてJリーグが総合的に判断すること」と言及を避けた。 一連の問題は「今季の年間収入1億5千万円以上」「来季のスポンサー収入1億円以上の確約」など収入面の入会基準について、クラブ側が達成のめどが立たないとして10月17日に緊急記者会見を開くなど支援拡大を呼び掛けていた。 今季収入、来季のスポンサー収入とも数千万円の不足分を会見か
サッカーのJリーグ入会に向けて収入不足が課題となっているカマタマーレ讃岐への支援について、浜田恵造香川県知事は24日の定例会見で「J2に昇格した場合は県として出資していく」と表明したが、現段階での追加の金銭支援は難しいとの考えをあらためて示した。 入会基準では、チーム成績などのほか、「今期の年間収入1億5千万円以上」「来期のスポンサー収入1億円以上」という収入面が課題。カマタマーレはいずれも見通しが立っておらず、社長らが県民や県内企業に支援拡大を訴えている。 知事はカマタマーレへの出資に関して「昇格すれば県議会と相談して出資していく。その点はすでにJリーグにも伝えている」と説明。ただ、支援については「収入面が一番の課題と理解している」としながらも、「これまで実施してきた活動をさらに進める。チームのスポンサーとなり広告料を出すことは今は考えていない」と述べるにとどめた。
Jリーグへの入会審査を申請している日本フットボールリーグ(JFL)のカマタマーレ讃岐が、今季の収入面で入会基準をクリアするめどが立っていないことが16日、分かった。空欄が続くユニホーム胸部分のスポンサーなど広告収入の伸び悩みが主因。今月下旬に予定されるJリーグの現地ヒアリングまでに入会基準の1億5千万円以上を確保できなければ、今回はJ2昇格を断念せざるを得ない状況に陥っている。 関係者によると、確保が見込める収入は1億円余りで、あと5千万円を約10日間で集めなければならない。17日にもクラブの住谷幸伸社長が記者会見を開き、支援拡大に向けて窮状を訴える見通し。 カマタマーレは今季からJリーグの一つ下のカテゴリーに当たるJFLに参戦。J2昇格へは、JFL4位以内を確保した上で、「年間収入1億5千万円以上」「1試合当たりの平均観客数3千人以上」の実績と「来季のスポンサー収入1億円の確保」などが主
Jリーグ準加盟のカマタマーレ讃岐は13日、Jリーグ入会予備審査の結果を明らかにした。今月末に申請が締め切られる本審査へ進むことはできるものの、リーグ側から入会基準を満たさない恐れがある財務基盤や観客動員などについて、申請までに具体的な対策を提示するよう求められた。 J2昇格へ向けては、チームがJFL4位以内を確保した上で、「年間収入1億5千万円以上」「1試合当たりの平均観客数3千人以上」などが主な条件。予備審査の結果はそれらをクリアする意気込みだけでなく、実現の可能性を判断する資料などの添付を求めた厳しい内容となったが、住谷幸伸社長は「チームの成績が基準に達することを念頭に万全の準備を整え、本年の昇格を目指したい」との声明を出し、あらためてJリーグ入会へ強い決意を示した。 クラブによると、予備審査では収入、平均観客数の確保のほか、運営会社の資本金の増強なども求められた。 特に収入面は、ユニ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く