英製薬大手アストラゼネカのロゴ(2021年5月11日撮影、資料写真)。(c)Paul ELLIS / AFP 【8月21日 AFP】英製薬大手アストラゼネカ(AstraZeneca)は20日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療や予防に用いる抗体医薬の臨床試験(治験)で、有望な結果が得られたと発表した。 【関連記事】アルパカとロバの抗体をコロナ治療薬に 南米で研究 この抗体医薬「AZD7442」は2種類の抗体を組み合わせたもので、当初はすでにウイルスにさらされた患者の治療薬として開発されたが、その用法での治験では有意な効果は確認されなかった。 アストラゼネカの発表によると、ウイルスにさらされていない5197人を対象に行われた新たな治験では、発症リスクが77%低減され、重症化例はなかった。 米政府はAZD7442の開発に資金を提供しており、70万回分の供給を受けることで合意して