ENEOSホールディングスは19日、齊藤猛社長を解任したと発表した。懇親の場において同氏が酔った状態で同席していた女性に抱きつくという不適切行為があったとの内部通報があり、外部弁護士による調査を行った結果、通報内容が事実であると判断した。 発表によると、取締役会は2年連続で経営トップによる不適切行為がなされたことを重く受け止め、同社長の解任などを決議した。 このほか、懇親会に同席した谷田部靖副社長が辞任勧告に基づき辞任、須永耕太郎常務も月額報酬の30%を3カ月減額処分とした。谷田部氏はコンプライアンス部門のトップにもかかわらず同不適切行為を発生させた結果責任があるとしている。須永氏は同懇親会の事務局責任者であった上、当該女性に対して不適切発言があったという。 当面の経営体制については2024年4月以降の新体制決定までは宮田知秀副社長が社長職の代行を務める。同氏とともに、椎名秀樹副社長と井上